Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「ツカズハナレズのHANARE」 図面

設計中の「ツカズハナレズのHANARE」の岡崎のO様と打合せをしました。
実施設計も終盤で、今日は、数枚の図面を除いて、全ての図面を提出しました。
全部でA3判で49枚になります。
うちの事務所では、よほど大きな家で、A3判では、入りきらないということがない限りは、A3判で図面を作成しています。
A2判で作成している事務所も多いとは思います。独立前の事務所では、A1判がほとんどでした。
大型物件が多かったからです。
私が入社した頃は、パソコンで図面を書くCAD(キャド:コンピューター・エイディッド・デザインの略)導入の初期段階でしたので、だれもが、扱えるわけではなく、手書きで図面を書いていました。
ドラフターという図面盤を斜めに傾けて、用紙を張り、書いていたのですが、A1判は大きい(畳の1/3くらい)ので、上のほうを書く時は、書きづらく、立って書くこともあり、腰も痛くなり、かなりの重労働でした。
しばらくしてCADを扱い始め、ずいぶん肉体的に、楽になり、作図効率も上がりました。
A3判だと、コピー印刷が簡単です。
現場やお施主様とのFAXのやりとりやスキャナーに取り込んでのデータのやりとりもしやすいです。
打合せの時も便利で、打合せ用のA3判図面のレイアウトを変えずに、最終図面に移行することができます。
ファイリング保管もしやすいです。
製本するとA4判になり、持ち運びが楽です。
A2判のほうが、設計事務所の図面らしいかんじがするとは思いますが、そういう見栄えよりも利用しやすさを優先しています。
もっとも最近は図面データをPDFデータにして、進行中の現場やお施主様と図面等のやりとりすることが増え、FAXを使うことが減りました。
紙の消費を抑え、エコにもつながります。
今まで10回打合せしてきましたが、それらの打合せ内容を図面の中に反映していきました。
なので、今日の検討議題は少なく、専ら図面説明をしましたので、普段よりも早く打合せが終わりました。
次回までに、図面を見ておいて、変更したいところがあれば教えてくださいとお願いしましたので、次々回で、設計は完了する予定です。

半田市新実南吉記念館

昨日のブログの続きですが、その後、衣浦海底トンネルをくぐって、半田市へ。
現場へ向かう途中、まだ時間があったので、半田中央IC近くの新実南吉記念館へ行きました。

全国的に有名な新実南吉を覚えていますか。
国語の教科書に載っていた「ごんぎつね」を書いた童話作家です。
かわいそうな結末に胸を打たれた覚えがあります。
半田市生まれで、近くに生家も保存されています。
ここは、かなり前から知っていて、一度行きたいと思っていました。
この建物のほとんどが地下に埋められており、非常にユニークだからです。
残念ながら休館で館内に入ることはできませんでした。
以下、新実南吉記念館ホームページからの抜粋
芝生で覆われた波打つような屋根のシルエット……。新美南吉記念館を訪れるお客様は、まずそのユニークな建物に驚きます。この設計は半田市と(社)愛知建築士会の主催による全国コンペで選ばれたものです。421点もの応募作品の中から最優秀賞に輝いたのは、新家良浩建築工房による半地下式の案。この一見奇抜な設計は、周囲の地形と連続することで、南吉が童話に描いた知多半島の自然・風景と調和することを目指しているのです。
かなり昔のことで、学生時代か入社間もない頃(20年近く前?)のことだという記憶があります。
残念ながら、メンテナンスが行き届いていない印象で、汚れが目立ちました。
道路に沿って建物が建っている(道路沿いに大きな室外機を置くのは、ありえんと思いましたが)のですが、敷地との間にはフェンスがないので、公園に入る感覚で、自然に記念館前に行けます。
記念館付近の矢勝川周辺は「ごんぎつね」の童話にでてくる「ごんぎつねの里」の面影そのままがまだ広がっており、行った時は、赤やピンクのポピー畑が色鮮やかでした。
秋には、川岸が彼岸花が咲き誇るそうで、その時にはまた、来たいと思いました。

碧南市藤井達吉現代美術館

昨日の午前中は、阿久比町の現場に行く前に、碧南市役所に行く用事があり、近くの碧南市藤井達吉現代美術館に寄ってきました。

碧南市出身の近代美術工芸家である藤井達吉の作品を常設した、2008年開館の新しい美術館です。
もとは、碧南商工会議所であり、美術館に増築、リニューアルしたのですが、新築と思うほど、変わらない質の高さを感じました。
設計は、日本屈指の大手組織事務所である日本設計が担当し、施工は、阿久比町の「暮らせる蔵」を施工中の地元、碧南の白竹建設(はくたけけんせつ)が行いました。
愛知まちなみ建築賞を受賞しています。

白竹建設はこのように官庁物件の施工も多く手掛けています。
新碧南市役所庁舎建設時にも清水建設を頭とするJV(ジョイントベンチャー)に入って施工しました。

美術館は黒い外装なのですが、道路をはさんだ向かいに、西方寺という由緒正しいお寺があり、黒板塀や土蔵に乗る鼓楼、いぶし銀の屋根瓦などその外観との調和を図ったものであり、かといって、和風ではなく、現代的なデザインで、現代美術館らしく、好感がもてました。

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