Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

住宅の冷暖房効率アップ その7

先週の「住宅の冷暖房効率アップ その6」のブログの続きです。
世の中では、太陽光発電や蓄電池、HEMSなどの設備をたくさん使った、「スマートハウス」が流行りで、太陽光発電で、電気代が安くなったりはしますが、設備導入以前に、外皮性能(家を囲む外壁、窓、屋根、床、基礎の断熱気密性)のアップなど、やるべきことをやらないと、スマートハウスにしたからと言って、快適性がアップするわけではありません。
ちなみに太陽光発電などを否定しているわけではありません。
私は、P.V.ソーラーハウス協会の準会員です。
家じゅうが快適にできる、冷暖房の手法にはいろんな方法があります。
しかし、電気代としてランニングコストがたくさんかかるのではあまりよくはありません。
パッシブハウス(私は、 (一般社団法人)パッシブハウス・ジャパンの会員です)のように、相当な高気密・高断熱・高遮熱を行い、熱損失の少ない換気方式に配慮し、開放的な間取りにするなどすれば、エアコン1台で家じゅうの冷暖房を行うことも、不可能ではありません。
自作自然の家/岡崎」、「回廊の家/岡崎」、「大屋根光庭の家/蒲郡」の床下冷暖房もそのうちのひとつです。
囲む家/安城」の薪ストーブもそのひとつです。
最近、設計する家は、全て、基礎断熱の家です。
一般的な家は床のすぐ下に断熱材がありますが、基礎断熱の家は、コンクリートの基礎の立上りやそれにつながるベース(底盤)の一部を断熱します。
元氣の家/豊川」は、立ち上がり基礎の両面に防蟻断熱材を施工した基礎断熱の家です。

「大屋根光庭の家/蒲郡」 断熱ブラインド設置

昨日のブログの続きです。

夕方に、「大屋根光庭の家/蒲郡」のお施主様と、窓に設置する、ハニカム構造断熱ブラインドの納品立会いをしました。
私が準会員になっているP.V.ソーラーハウス協会製で、私が発注しました。
町のカーテン屋さんなどでは販売していません。
私を通して購入が可能です。
「ブラインド」という名が付いていますが、普通のブラインドとは全く違います。
アコーディオンのように、パタパタと折りたたみしたり、広げたりできます。
正面から見たところは、プリーツスクリーンに似ています。
「ハニカム」とは、「蜂(ハニー)の巣(カム)」という意味ですが、横から見ると、そのように見えることから、名づけられています。

この空気層があることにより、窓を断熱化できるのです。

断熱ブラインドを設置するのは、お施主様です。
窓の額縁内に設置するか、外側に設置するか、二つの方法がありますが、この家では、全て、前者としました。
まずは、↑金具を額縁上部に2~4個固定しなければなりません。小さい窓は2つ、大きい窓は4つです。

↑額縁が非常に硬いので、下穴(あらかじめ、ビスをもむところに穴をあけておくこと)をあける必要があるので、鉛筆で、ビス穴を塗りつぶすようにして、額縁にしるしを付けます。

↑しるしをつけたところ。

↑しるしに、キリで穴をあけます。

↑電動ドライバーの先端をドリルに取り換え、穴をあけると楽です。

↑電動ドライバーでビスを固定します。普通のドアイバーでは、かなり大変です。

↑金具設置完了。これを窓の大きさに合わせて、数個設置します。

↑断熱ブラインドを金具にひっかけるようにして、設置完了。

↑少しおろしたところ。

↑全部おろしたところ。
そんなに難しくはありません。道具があれば、素人でも十分設置できます。

設置のお手伝いを少しして、帰途につきました。

降っていた雨もいつしか、止んで、夕日を受けて、佇む家の姿も、またいい感じです。

「大屋根光庭の家/蒲郡」 祝竣工!

「大屋根光庭の家/蒲郡」の現場へ。
今日で竣工となり、お施主様に、引渡しを行いました。
竣工おめでとうございます!

その瞬間から、工務店の「現場」ではなくなり、お施主様の「家」となりました。
感慨深いです。
初めてお施主様に会ってからは1年以上、現場が始まってからは、半年に渡って、関わってきて、感無量です。
設計事務所をやっていて、達成感とやりがいを一番感じる、うれしいひとときです。

お施主様には、各工事業者から、取扱い説明を受けていただきました。

床下冷暖房として、木製ルーバーの奥に床置きエアコンを、床に半埋め込みにしています。
↑床置きエアコンのカバーを外すと、フィルターの掃除ができます。
エアコンの上方と下方に吹き出し口があり、上方の吹き出し口から吹出す温風は床上空間に、下方から吹出す温風は床下空間に送ります。

↑床置きエアコンのカバー。

斜めになっている羽根のついた、木製ルーバーを上下ひっくり返して設置することもでき、冬はこうして使うと、床面に温風が吹き付けてあったかいです。
夏は、上向きの羽根にすると、冷気が、上のほうにいきます。
その後、プロカメラマンによる竣工写真の立会いをしました。
インテリアをまず、撮影しました。
外観も撮影する予定でしたが、残念ながら、雨がやまないようなので、中止となり、別の日に撮影することになりました。
次回に続く。

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