Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

愛知県内の古建築や近代建築物等の国登録有形文化財の特別公開 豊田市見学 その6 「トヨタ鞍ヶ池記念館」

前回のブログの続きです。次の見学先は鞍ヶ池公園の「トヨタ鞍ヶ池記念館」です。

久しぶりの見学です。世界的な建築家 槇文彦さんの作品です。1974年 

文化財ではないですが、名建築です。

名古屋大学の象徴的な存在である豊田講堂はそれよりも14年前の作品です。

近年リニューアルされ、見学したことがあります。

昨秋、槇さん設計の京都国立近代美術館を見学しました。

トヨタ鞍ヶ池記念館は、三角形を2つ向かい合わせにしたプランで、多くが地面に埋め込まれ、ランドスケープと一体化して、建物は低く抑えられています。

豊田自動織機を設立し、トヨタグループの創業者である発明王 豊田佐吉の像。

静岡県湖西市の豊田佐吉の生家を見学したことがあります。

木製自動織機と鉄製自動織機

旧挙母市が、豊田自動織機の自動車部(佐吉の長男 豊田喜一郎が設立に尽力)の工場(現本社工場)を誘致し、トヨタ自動車が設立され、豊田市に改名されました。

トヨタ自動車誕生の物語(ドラマ内ではアイチ自動車)である、今年、春に放映された佐藤浩一主演(豊田喜一郎役)ドラマ「リーダーズⅡ」と数年前放映の「リーダーズ」を見ました。

尊敬すべきすごい偉人だと思いました。

トヨタ初の乗用車 トヨダAA型 ドラマで登場。これを創り上げ、販売するのに相当な大変な努力があったんだなあと感慨深かったです。

次回ブログは、次の見学先、公園内すぐ近くの豊田喜一郎邸です。

愛知県内の古建築や近代建築物等の国登録有形文化財の特別公開 豊田市見学 その5 「豊田市民芸の森」

前回のブログの続きです。次の見学先は「豊田市民芸館」近くの「豊田市民芸の森」です。

豊田市の財界人(エフエム愛知や日本電話施設(株)(現NDS)を創業)で名誉市民 本多静雄さんが土地や建物群を寄付し、昨年オープンしました。

前回ブログで書いたように、豊田市民芸館は本多さんのおかげでできました。

これらは登録有形文化財ではありませんが、価値のある建築物群です。

田舎家「青?居(せいすいきょ)」

市内にあった江戸時代の家を移築し、一部改築して東北地方の曲り家形式風にした建物です。
犬山のリトルワールドに東北地方の曲り家があり、見たことがあります。東北地方は寒いので、出っ張ったところには馬を飼っていました。
この建物では、広縁状になっており、大皿が飾ってありましたが、他にもいろんな使い方を本多さんはしていました。

本多さんの一生を紙芝居でやっていたので、見ました。すばらしい偉人です。最後に飴がもらえました。

内部には、本多さんが収集した陶磁器コレクションや杉本健吉画伯の書いたご夫婦の絵など本多さんゆかりの品などの展示があります。

茶室「松近亭」

市内にあった茶室を移築したものです。

4帖半茶室に隣接して、2帖茶室があります。

茶室につきものの待合です。

足長の陶器製こま犬

陶器製こま犬収集家として、瀬戸市の愛知県陶磁美術館に200体も寄付しています。
こま犬のページはこちら。変わったいろんなこま犬があり、見に行きたいなと思います。
こま犬というのは、口をつぐんだこま犬とあけたこま犬が一対ということを知りました。
岡崎の瀧山寺等、仁王門にある、開口のあ形と、口を結んだ、うん形の仁王像が一対であるのと同じ考えかただそうです。

土蔵2

旧海老名三平宅

市内にあった江戸時代の挙母藩・尾張藩校の剣術師範の家を移築したものです。

次回ブログは、次の見学先、トヨタ鞍ヶ池記念館や豊田喜一郎邸のある鞍ヶ池公園です。

愛知県内の古建築や近代建築物等の国登録有形文化財の特別公開 豊田市見学 その4 「豊田市民芸館」

前回のブログの続きです。次の見学先は「旧井上家西洋館」の建つ豊田市民芸館(敷地全体の名称」内に複数建っている13民芸館等の建物群です。

これらは登録有形文化財ではありませんが、見応えのある建築物です。

「民芸」とは、柳宗悦(やなぎ むねよし18891961)らによって提唱された、民衆的工芸のことで、民衆の生活道具である名もない職人の創った雑器の中に本当の美しさを見出し、収集展示活動が行われています。

東京目黒区駒場日本民藝館(いつか行きたい)が1936に建てられ、その後、大阪万博記念公園内に大阪日本民芸館(昨年、大阪家族旅行で行きました。時間がなくて外観や中庭のみ見学)が建てられました。1970年 日本万国博覧会のパビリオンとして建設。

豊田市民芸館は豊田市の通信系財界人(エフエム愛知や日本電話施設(現NDS)を創業)で名誉市民 本多静雄さんが柳宗悦と交流を深めていき、昭和58年に開館しました。

各民芸館は統一された、和のデザインで、和瓦屋根、漆喰塗壁、腰は石張りで目地には、蔵のなまこ壁のように盛り上げて塗られた漆喰塗です。

1民芸館 

日本民藝館の改築に伴い解体されてしまうところだった、天井組や照明、土間床の石材が移設再利用されています。

天井には黒塗りの大きな木が格子状に組まれ、繊細な照明器具も素晴らしく、いい空間でした。

2民芸館

3民芸館

吹抜のホールに、大きなちょうちん型照明が並ぶさまは圧巻です。
柱や梁があらわしにされ、力強い豪快な和の魅力を演出しています。格子付のハイサイドライト(高窓)から、やさしい光がさしこみます。

工業デザイナーである息子さんの柳宗理デザインの有名なバタフライスツール。これを以前から見てみたかったので、うれしかったです。


土蔵

茶室「勘桜亭」

すばらしい勘八峡の眺めを見ながらお茶をいただくことができます。

登り窯 平安時代の穴窯で、復元されました。

さなげ古窯本多記念館(陶芸資料館)

古陶磁器研究家でもある、本多静雄さんが、愛知用水掘削を契機に猿投古窯群を発見しました。

猿投古窯群は、名古屋市東部から豊田市西部、瀬戸市南部から大府市 および刈谷市北部の、約20km四方の広範囲に集中する1000基を越す古窯跡の総称です。名古屋大学を中心に研究が進み、明らかになっていきました。
建物は昭和モダニズム建築で、中央の2階突出部の大きな庇の下に高窓があり、ホールへ北側採光しています。

次回ブログは、次の見学先は本多静雄さんが寄付して、昨年オープンした豊田民芸の森」です。

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