Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

豊田市足助町「中馬のおひなさん」見学10 普光寺(足助出身俳人・板倉塞馬の菩提寺)

前回のブログの続きです。
鈴木商店のある交差点まで戻り、少し北へ歩くと普光寺。東加茂西国31番。足助町天王5-1

足助出身俳人・板倉塞馬の菩提寺であり、句碑と顕彰碑と墓があります。寺子屋の師匠もしていました。
塞馬は、足助の入り口である馬頭観音近くの芭蕉句碑の句を選びました。
過去ブログ 豊田市足助町「中馬のおひなさん」見学7 常夜燈・古い町並み・馬頭観音
 
  本堂は1727年築。


賓頭尊者(おびんずるさん)。自分の痛いところと同じところを撫でてお祈りすると治るといわれています。

弘法大師像。

板倉塞馬の句碑。「雨ののちよい月夜かな桜かな」

 
板倉塞馬は、黒炭の製法をこの地に伝えたということから、加茂黒炭の祖でもあり、顕彰碑があります。

次回に続く

豊田市足助町「中馬のおひなさん」見学9 新町(西)・古い町並み

前回のブログの続きです。 足助川にかかる中橋を渡って、新町に入りました。
この南北の通りは、豊田映画「星めぐりの町」のロケ地です。昔懐かしい、駄菓子屋さんがありました。


正面に見える、鈴木商店もロケで使われました。

この交差点から、西の通りへ(その先には馬頭観音があります)曲がって歩きました。
山下仏壇店。格子と市松模様の障子がいい感じ。

いろは竹工所。

竹びなと土人形。

タレントの西川きよしさん親子がいらして、顔を書いたそうです。

奥の店では弓矢を作っています。

交差点に戻っていく(東向き)と、通りの向こうに見える真弓山山頂に、足助城が見えました。

全国初の復元の山城です。

レトロな住宅(だと思う)

腰壁のモザイクタイルや花のワンポイントタイルがいい感じ。

次回に続く
 

 

 

 

 
次回に続く。

 

 

 

 

 

 

 

豊田市足助町「中馬のおひなさん」見学8 西町・宿屋 玉田屋・町並みに合わせた浦辺設計の公共施設群

前回のブログの続きです。
足助川にかかる落合橋を再び渡って、西町に戻りました。
玉田屋。七軒あった、西町で唯一残っている宿屋です。屋根が、手前が平入りで奥に切妻を見せた独特な形です。
NHK「鶴瓶の家族に乾杯」訪問。

土人形と、たんころりん。
土人形は、土びなとも呼ばれ、全国各地、三河では、江戸時代後半以降に、碧南、岡崎、西尾、豊川、豊橋などで作られていました。足助に残るのは碧南産がほとんどです。天神さんや恵比須など縁起物や歌舞伎物、武者物、偉人などです。
土間床の左官の斜め市松模様がいい感じ。黒いのは敷き瓦かな。

江戸時代の宿の雰囲気を感じられます。泊まってみたいな。

西町の北の通りに入ると、公共施設群が並びます。

足助町に点在する多くの公共施設を、岡山県倉敷市の偉大な建築家 浦辺鎮太郎(うらべ しずたろう)や、浦辺設計(何度も社名変更)が設計しています。
昔から、足助町とのかかわりが深く、豊田市百年草(旧足助町福祉センタ-百年草 1990年築 宿泊棟1992年築)や香嵐渓の三州足助屋敷(1980年築 あすけ楓門 1982年築)も設計しています。いずれも見学したことがあります。

長年、町づくりからかかわっている設計事務所です。
倉敷には2回行ったことがあり、倉敷美観地区は、足助と同様に、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、白壁土蔵のなまこ壁に、軒を連ねる格子窓の町家、川面に映る柳並木など、情緒豊かな町並みが川を中心に形作られていまます。
浦辺設計が設計した、倉敷考古館(改築)、大原美術館本館(増築) 、倉敷アイビースクエアー 、倉敷市民会館、倉敷市芸文館を見学しました。

こうした、お互い古い町並みどうしのつながりで、倉敷の浦辺鎮太郎との縁があるのかなと思います。
足助町の今の町並みは古い建物が多いですが、町並みにそぐわない建物や現代的な看板もあり、統一感に欠けます。
重要伝統的建造物群保存地区は、町並みに合わせた設計にすることが義務付けられているので、今後建て替えられたり、改修が進んで、もっと美しい町並みになっていくことを期待します。「足助美観地区」と呼ばれるようになるといいな。
地区指定以降は、以前よりは、どんどん美しくなってきています。

以下、3棟の浦辺設計が設計した建物が並んでいます。足助まちづくり
第1回愛知まちなみ建築大賞 、第25回中部建築賞 を受賞。
豊田市足助トレーニングセンター(旧足助町農業者トレーニングセンター 1984年築)は、体育館としての大きなスケール感を抑え、町並みに合わせるために、道路側の軒を低く抑え、蔵をモチーフにデザインされています。
  
 参州楼(旧足助町公民館 足助サロン参州楼 1985年築)。
野菜ランチビュッフェ、洋食の新しそうな店。NHK「鶴瓶の家族に乾杯」で内部が見られ、 大きな吹抜があります。
正面の妻面の軒が浅く、大きなガラス窓があり、少し現代風ですが、全体には和のデザインでまとまっています。

ワインボトルのひな。

足助交流館(旧足助文化センター 1985年築)は、ディテールに独特なデザインが見られます。


 エントランスまわり

蓑曳鶏(みのひきどり)の像。
足助は養鶏がさかんだったのかな。
江戸時代中期以降に作出された日本鶏で、尾の長いとても美しい鳥です。国の天然記念物です。
主な飼養地は東三河を中心とする愛知県と静岡県。

館内のひな飾り。

ひなを書いた絵てがみ。

中橋の脇に建つ、足助商工会(旧足助警察署)は、1866年築の江戸末期の歴史的建築です。
お寺のようでもあり、丸い郵便ポストが似合います。
豊田市全域を舞台にした映画「星めぐりの町」が公開中です。
足助でもロケが行われ、この付近の以下の建物が、その撮影風景(ロケ)動画の冒頭にでてきます。
映画「星めぐりの町」ロケだより①   https://www.youtube.com/watch?v=gdKiyDewSRE
塩の道づれ家(旧渡辺医院)
足助商工会(旧足助警察署)
足助川を渡る中橋 
神谷時計店
駄菓子屋さん前の坂道
鈴木商店 

むくりのある玄関屋根についた懸魚のデザインが秀逸です。

屋根の上の避雷針に「日本」の字が見えます。


付属する蔵みたいなデザインの足助町足助まちなみ案内所。昔の足助を高台から撮った写真などがあります。

足助町は国土交通省の手作り郷土賞の大賞を受賞しています。
手作り郷土賞とは、地域特有の自然や歴史、伝統、文化や地場産業等を貴重な地域資源として見直し積極的に利活用した、魅力ある地域づくりを表彰する制度です。
愛知県ではこれらの自治体が受賞しています。

中橋から見たところ。奥に、トレーニングセンターが見えます。新旧が調和した美しい景観です。

次回に続く

 

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