Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

二世帯住宅をご希望の方とお会いしました

二世帯住宅をご希望の方とお会いしました。
完全分離型を希望されていましたが、一般的には延床面積がかなり大きく必要となります。
それは、完全分離型の場合、単純に子世帯が必要とする面積+親世帯の必要とする面積となるからです。親世帯の面積が子世帯の面積の半分と想定した場合、通常の住宅に比べ、1.5倍程度となるわけです。
親世帯の水廻り、特に浴室や洗面室、トイレの大きさは、バリアフリーが重要であることから、子世帯より、小さくすることはできません。むしろトイレなどは大きくしたほうがいいのです。
しかし、キッチンは小さくすることも可能です。
寝室もバリアフリーを考慮し、さらに車イスまで考慮すると、子世帯の寝室より、大きくする必要があります。
長年の生活で、思い出のこもった簡単には、処分はできないモノが増えており、大きな収納も必要です。
そこで、予算に合わせて、部分共有型への道を模索し始めることになったのですが、どこをどのように共有するか、アドバイスもしましたが、ご両親とも十分話し合っていただくようお願いしました。
これは、親子関係に関わることなので、なかなか私達が立ち入ることも難しく、じっくりとざっくばらんに本音で話し合うことが重要です。
お互いに気兼ねして、この時に言えずにいたことが、家が出来上がってからも、ずーっとストレスに感じるようでは、いい関係を築くことはできません。
ご両親からの援助をどの程度お願いできるのかも、大きな鍵です。
うまくいく二世帯住宅は、「つかず離れず」がキーワードです。
私達設計事務所は、単純にハウスメーカー等のように、1階は親世帯、2階は子世帯と決めてしまうのではなく、様々なバリエーションの中から、いろんな案を考えます。
中庭などを介して、さりげないつながりや気配を伝えることも考えます。
コミュニケーションを最大にしつつ、プライバシーを守るというバランスが重要です。

2008.07.20「住宅計画
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偽装建築国家

最近、食品偽装の発覚相次いでいますが、建築業界も大きく報道されていないものの、多いのです。食品のブランド偽装はまだいいほうで(決して許せませんが)、食中毒などの危険がありますが、建築の場合はもっと危険があるのです。最近、次の事件が発覚しました。
国土交通省は神奈川県の六会(むつあい)コンクリート(株)がJIS規格に適合しない材料「溶融スラグ骨材」を使用したコンクリートをJIS規格適合品と偽って出荷していたと発表しました。
同社がコンクリートを納入した現場は300件以上とみられています。
食品偽装がそうであるように、建築業界もこのような偽装は氷山の一角と思われます。
最近、「偽装建築国家」というショッキングなタイトルの本を読みました。2007年講談社発行。
著者は、TVで欠陥住宅問題が取り上げられるとよく、出演する、一級建築士の岩山健一さんです。私もTVで見たことがあったので、読もうと思いました。
欠陥住宅問題の第一人者として、ズバッといろんな建築関係者を斬っています。
工務店、リフォーム業者、ゼネコン(総合建設業)、保証機関、認定機関、確認検査機関、第三者検査機関、姉歯のような構造設計事務所、建材メーカー、不動産屋、ハウスメーカー・・・
詳しい内容説明は長くなるので、避けますが、これだけ、いろんな指摘をされると、信頼できることろなんてないじゃないと、かなり不安になると思いますので、知らないほうがよかったなんて人もいると思います。
ひとつだけ取り上げるなら、保証機関や確認検査機関について、私も同じことを感じています。
上棟後に中間検査、竣工時に完了検査が検査員によって、検査されるのですが、
(保証機関はさらに基礎工事時など、2,3回検査が増える)年配の検査員(かといって現場に詳しいのでもなさそう)が通常一人で来て、たった5~10分程度、ざーっと見て廻る程度なのです。あっという間に終わります。
そんな検査で何がチェックできるのか、おおいに疑問です。形だけの検査に成り下がっています。
第三者検査機関の場合は知りませんが、岩山さんの指摘するように、ハウスメーカー資本によるひもつきの機関は公平な判断ができないと思います。
設計事務所は建築主の立場に立って、こんな不安を取り去る存在になりたいと思います。
欠陥住宅にならないようにするためにも、設計事務所による、現場監理の重要性(=設計監理料の意味)をもう一度理解していただきたいと思います。
ホームページのMerit/10でもご紹介していますが、国土交通省のパンフ「工事監理を知っていますか」をここでもご紹介します。

2008.07.19「建築
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二世帯住宅のお問い合わせをいただきました

岡崎市内の方からお問い合わせをいただきました。
奥様のご実家を建替えて二世帯住宅を建てたいとのことです。
二世帯住宅には大きく分けて3タイプがあります。
完全分離型(共有部分がいっさいなし。どこで、つなげるか、気配をどうやって感じさせるかが重要)
部分共有型(何を共有するかによってバリエーションがあります)
融合型(個室以外全てを共有)
奥様のご実家との二世帯住宅と旦那様のご実家との二世帯住宅では、親子関係にもよるのですが、だいぶ違うと思います。
一般的には、奥様のご実家との二世帯住宅のほうが、部分共有型や融合型にしやすいという傾向があります。二人の妻が親子というのが、一番大きい理由です。
通常、一般的には、完全分離型が一番面積が大きく必要になります。
二世帯住宅は2つの家族の生活スタイルを考えなければならないので、より複雑です。
特に、部分共有型や融合型は気兼ねなく暮らせる工夫やライフスタイルの違いに配慮した、細やかな設計が必要になります。
設計事例の陽だまりの家は奥様のご実家との融合型二世帯住宅です。
プライバシーとコミュニケーションのバランスの取り方が重要です。
今後、二世帯住宅は増えていくと思います。
単に一緒に住んでいるということでなく、一緒に住んでいるから、よかったと思えるような、うまくいく二世帯住宅を創りたいと思っています。

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