Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「ツカズハナレズのHANARE」の塗装色決め

昨日のブログの続きです。
次に破風板・鼻隠板及び軒天の色決めです。
「破風板・鼻隠板」とは、軒先に付いている板のことです。
現場で取り付けた、窯業系サイディングに現場塗装するので、自由に色を選べます。
「軒天」とは、軒裏の板のことです。こちらは、現場で取り付けた、小さな通気孔のあいたケイカル板に現場塗装します。
設計中に考えていた色の案も含め、4案の外観パースをお見せしました。
(軒天は影になるので、実際の色よりも濃く見えます)
A案は「破風板・鼻隠板」と「軒天」を屋根材のギングロと同系の濃色とした案 
屋根が重厚に、重く見えます。

B案は「破風板・鼻隠板」がギングロ同色、「軒天」を外壁のシルバーメタリックに合わせた薄グレー案
A案よりは、屋根が軽やかに見えます。設計中に考えていたイメージです。

C案は「破風板・鼻隠板」と「軒天」を外壁のシルバーメタリックに合わせた薄グレー案
さらに、屋根が軽やかに見えます。

D案は「破風板・鼻隠板」と「軒天」を白くした案
さわやかな感じになります。

打合せの結果、C案に決まりました。このように、色決めのシュミレーションを行っていきます。
「破風板・鼻隠板」と軒樋、縦樋の色決めは同時に行っていきます。
「鼻隠板」に軒樋が付くからです。
同系色に必ずしなければならないということはないのですが、同系色にすると、軒樋が目立ちにくくなります。
軒樋と縦樋の色は同じにすることが多いので、外壁色に合わせて縦樋を選び、軒樋も同じにすると、外壁と「破風板・鼻隠板」は同じ色になることがよくあります。

「ツカズハナレズのHANARE」の外壁、屋根等選び

昨日は、着工したばかりの「ツカズハナレズのHANARE」のO様と打合せを行いました。
9月5日の地鎮祭の終わった後にも、あいさつ回りを済ませて、外構仕様決定の打合せを行ったのに続いて、2回目です。
着工してすぐは、どんどん仕様や色を決めていく必要があるので、お施主様との打合せが欠かせません。
昨日は外部関係をほとんど決めてもらいました。
まずは、外壁と屋根。
前回打合せで、外観パース(完成予想図)を見せて、色の方向性は出ていたので、決定した板金屋さんに頼んで、外壁材と屋根材(ともにガルバリウム鋼板)の大きなサンプルをもらい、お見せしました。

↑右が立平葺きという屋根材で色はギングロ、左が、スパンドレルという形状の外壁材で色はシルバーメタリックです。これに決定しました。
遮熱性能があり、つや消しなので、落ち着いた表情です。
外壁は、これよりも縦リブが細かい別のサンプルもお見せしました。

↑屋根は外壁と同じ色もお見せしました。真ん中にサザナミ加工といって、ベコツキを抑える加工がしてあります。
次回に続く。

「(仮称)名古屋の家」の模型プレゼン その2

昨日のブログの続きです。
模型を作ってお見せしたという話を昨日のブログで書きましたが、内部も作っていて、この階段の違いによる案のバリエーションも差し替え可能なようにして、3案作りました。

打合せの結果、建物中央に南北に細長い吹抜を設け、そこに階段を設ける案に決まりました。
間取り図だけで見ると、ダイニングとリビングの間に配された階段が邪魔のように思え、広がり感が阻害されるように感じられます。

しかし、模型を見ていただくと、分かるのですが、軽快で開放的な階段を中心に、ぐるぐると、回遊できるようにしたのです。ワンちゃんが、喜んで駆け回る姿が思い浮かびます。

また、2階の吹抜上部の南側には、渡り廊下「空中回廊」を設け、2つの部屋を行き来できるようにしました。
この「空中回廊」の床は、透けて下が見えるような素材を考えており、光が1階へ落ちていきます。
ですから、2階でも、ぐるぐると、回遊できるようになっているのです。
無駄に思えることでありますが、こうした「遊び」が、空間を豊かにし、暮らし方のバリエーションが生活を楽しく、機能的にしてくれ、「わくわくしながら」生活ができると思います。

さらにこの吹抜により、2階の南窓から、1階へ光がさしこみ、明るくなります。
キッチンが南に面しておらず、「暗いのでは」という問題に、解決を図ったものにもなっています。
また、1階北側に水廻りを並べているので、南北通風が確保しにくいのですが、1階の窓から入った風が、吹抜を上って、2階の北窓へ抜けていきます。
しかし、もともとのヒヤリングの時点では、D様は吹抜を積極的に希望していたわけではなかったので、今まで吹抜案はありませんでした。(リビングと一体になった階段だったので、吹抜みたいなかんじではありましたが)
吹抜を設けるメリットよりも、むしろ、冷暖房効率が悪くなるデメリットを気にされていたのです。
そこで、決定案においては、冷暖房時には、リビングと階段の間に、天井に設置したロールスクリーンなどを下ろすなどして、仕切ることを提案しています。
今後は、階段脇に設ける、造作家具のリビングボード(TVを置き、いろんなものを収納)をどういう形で、デザインしていくかが、課題です。
階段下にワンちゃんのケージを置くので、ソファに座っても、リビングボードで見えなくなってしまわないように、かつ、LDKの一体感を損なわないように考えたいと思います。
模型は事務所に置いてあるので、興味のある方はいらして、ぜひご覧ください。
他にも、たくさんの模型が展示してあります。

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