Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

確認申請方法変更の講習会出席

6月1日から、確認申請(建物を建てる前に提出してお墨付きをもらうこと)の提出や審査の方法が変わるのに先立ち、国土交通省主催の講習会があったので行ってきました。
会場は岡崎市役所近くのせきれいホールです。

今回の変更は、3年前に、姉歯事件を契機に確認申請があまりにも厳格化されすぎて、いろんな弊害(申請作業の膨大化や経費増大、確認申請期間の長期化や着工数の落ち込みなど)が生じてしまったことへの反省に基づき、大幅に簡略化するものです。

お話を聞いてみると、概ね「元に戻す」といった感じでした。
政権が変わり、変わったことのひとつです。
当事者として、大変ありがたいことです。
前回の改正(改悪?)が(世間一般に誤解されて使われている)性悪説(人の本性は悪であり、人は疑ってかかるべきだ)に基づくものだとすれば、今回の改正は性善説(人の本性は善であり、人を信じるべきだ)に基づく、以前の方法に戻ったといえましょう。
ただし、世の中には悪い人もいますから、見つかった場合の厳罰化はそのまま継続されます。

2010.05.13「建築
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「日本の家」を読みました

ゴールデンウィーク休みには、ふだん時間がなくてできないことをしていました。
たまってしまった大量の建材などのカタログや建築の本を読みました。
なので半分仕事みたいなもんでした。

設計中の「(仮称)刈谷の家」は古民家スタイルなので、最近は民家について、調べたり、研究しています。
中川武さんという早稲田大学教授の建築史家が書いた「日本の家」という本を読みました。

建築の歴史を研究されている方の本なので、民家の成り立ちや大黒柱などの構成部材がどうしてこういう形やスタイルになったのかを分かりやすく解説していて、興味深いです。
それぞれに、その形になった必然や意味があるのです。
例えば、大黒柱ですが、今の住宅ではあまり見かけず、世帯のご主人のことを大黒柱と呼ぶことに言葉が残り、世帯の中心を意味しています。
ぶっとい大黒柱は、大昔からあったわけではなく、当初は他の柱と変わらない太さだったそうです。
いわゆる田の字プラン(漢字の「田」の形に間取りが似ている)と呼ばれる開放的な民家の間取りにおいて、東の大きな土間とそれより西の床を張ったエリア=揚床(あげゆか)の境界に立っていた建物中央の柱が、建築構法の進歩などによって、柱を減らして長い梁を架けるようになり、必然的に、4方から梁のかかる中央柱が太くなっていきました。
幕末頃、現金収入につながる作物を得て裕福になった庶民が、これを大黒柱と呼ぶようになり、そこにけやきなどを用いて、いっそう太くなって大黒天などを祀り、家の象徴となっていったのです。
もともと日本人には長野県諏訪の御柱祭(おんばしらまつり)で知られるように、太い大きな木に神聖さを感じ、神の存在を信じていました。
(先日の春の祭りで、柱から落下して亡くなった方があったと報道で知りました。ご冥福を祈ります)
ただ、古民家の形だけをまねて設計するのではなく、その本質や意味を理解した上で、設計したいと思います。
そもそも完全に古民家を再現することはできないですし。
使ってある写真がとてもきれいで、民家のもつ本質をよく表現しています。

「ツカズハナレズのHANARE」の定期点検

「ツカズハナレズのHANARE」が竣工して3ヶ月たち、点検に工務店の監督さんと一緒に行ってきました。
事前に、不具合のある箇所を数点聞いていたので、その場ですぐに直せたものもありました。
今日、新たに見つかった不具合などは、後日、手直しに伺うことになりました。
点検の後、住み心地や住まい勝手の感想をお聞きしました。
こういうことは今後のためにも大事なことだと思います。
思いもよらないことも分かりますし。
 母屋とのツカズハナズの適度な距離感が心地よい。
 結露がないのでうれしい。
 ワンルーム的な立体空間なので、エアコン1台で済む。
 シャワールームが浴室として使えるので母屋にお風呂に行かなくて済む。
その他にもいろいろお聞きしましたが、概ね快適で暮らしやすいとのお言葉をお聞きしてうれしかったです。

1 846 847 848 849 850 1,093