Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

リニア・鉄道館に行ってきました

家族で、名古屋港ガーデンふ頭のリニア・鉄道館に、初めて行ってきました。

JR東海の運営する施設で、設計は、大手の日建設計、展示は、丹青社です。
入口を入って、すぐの暗い空間↑に、SLと新幹線とリニアが、空間に対し、斜めに3両並び、床に埋め込まれたライン状の照明によって車両が浮かび上がるように、ライトアップされています。
過去(SL)、現在(新幹線)、未来(リニア)の車両が、鉄道の歴史の重みを物語り、劇的で、インパクトがあります。

そこを出ると、大きな明るい空間↑に電車や歴代の新幹線やリニア新幹線が並びます。
大空間建築でコストを抑えようとすると、空間内に柱が必要ですが、できれば、柱をなくした空間にしてもらいたかったなあ。
新幹線のボディーの白にとけこますためか、白く塗装した細い柱になってますが、やっぱり邪魔に見えます。
天井の鉄骨トラス梁をそのままデザインとして、見せるなど、車両倉庫っぽいデザインになっています。
「車両倉庫」にしては、壁や天井が白っぽい内装で、ちょっと明るすぎますが、「博物館」としてはいいんじゃないでしょうか。
2階から、見下ろすこともできます。ぐるりと一周できると、もっといいけど。
最近は、新幹線に乗ることは、あまりない(先月、福岡旅行から帰ってくる時に乗りましたが)ですが、東京の設計事務所に勤務していた頃は、よく乗りました。
「シンデレラエクスプレス」の広告など、なつかしい思いです。
抽選で当たった、新幹線や電車のシュミレーターに子供たちがチャレンジしました。
とても楽しそうでした。

2012.12.15「ブログ
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「ホワイトアクア/?西尾」 太陽熱温水器と屋根勾配

昨日のブログの続きです。
太陽熱温水器を屋根に載せるとなると、屋根の向きや角度が、太陽熱をお湯に変える効率を考える上で、大変重要になります。
これは、太陽光発電パネルをのせる場合も同じようなことが言えますが、太陽熱温水器のほうが、これらの影響は大きいです。
架台によって、任意の傾斜を付けず、屋根面と太陽熱温水パネルが平行の場合として以下書きます。
まずは、屋根を南下がりにすることですが、その方向が真南を向くのが理想です。
さらに、屋根の角度は、太陽の位置に対し、直角が理想です。
太陽の位置や高さは当然、時間や季節とともに、動きます。(実際は太陽は止まっていて、地球が動いてるんですが。)
夏は、太陽高度が高いので、屋根は緩めの10~20°がよく、冬は、太陽高度が低いので、屋根はきつめの40~60°がいいのですが、季節によって屋根勾配を変えることはできないので、中間をとって、15~40°がいいとされています。

そこで、屋根勾配を複数の案で検討しました。
↑今までは、屋根勾配を各階「3寸勾配」といって、水平に10、垂直に3の三角形の斜辺の角度で表せる屋根勾配としていました。
これは、16.7°に相当します。
瓦をのせる場合、一般的な屋根勾配は、4寸勾配(21.8°)か4.5寸勾配(24.1°)が多いです。
それ以下だと、防水上の問題から、特殊な瓦以外では、葺くことができません。
今回は、瓦屋根ではないので、緩い勾配も可能だったのです。

太陽熱温水器メーカーから、真南に対して、屋根の下がる方向が変わることによる効率への影響のデータと屋根角度による効率への影響のデータをもらって、検証しました。

屋根勾配は太陽熱温水器だけを考えて、決めればいいというものではなく、外観デザインなど様々な要因も考えながら決定する必要があります。
屋根がきつくなれば、屋根面積や外壁面積が増えますので、コストに影響するばかりか、風荷重が増えたり、地震検証上の荷重が増えることにより、これらは不利になります。
また、今回の家には、北側に光庭があり、1階の屋根をきつくすると、光庭に光が入りにくくなります。

「ホワイトアクア/?西尾」 太陽熱温水器の検討

「ホワイトアクア/?西尾」のお施主様と打合せしました。
都市ガスのない地域で、かつ調理にガスを使いたいとのご要望なので、設計当初は、給湯をプロパンガスより、ランニングコストの安い石油給湯器を考えていました。

その他のランニングコスト低減対策として、「回廊の家/岡崎」で太陽熱温水器を採用(↑写真の2階屋根右端)したこともあり、この家でも採用検討することにしました。
「回廊の家/岡崎」で採用したのは、従来型のパネルタンク一体型ではなく、パネルは屋根、タンクは地上に設置する分離タイプです。

↑地上設置ボディー内にエコジョーズ(省エネガス給湯器)が内蔵されており、曇りや雨天時にはこれで給湯します。過去ブログ
水をパネル内に循環させるのではなく、不凍液を循環させるので、家じゅうのお湯を使うところに給湯でき、さらに、採用したタイプでは、浴室暖房換気乾燥機の温風を出すための温水にも利用できます。
「回廊の家/岡崎」には、床下冷暖房CCFスタイルを採用したので、いわゆる世間一般でいう「床暖房」はないですが、温水式床暖房がある場合は、その温水にも利用できます。

分離型は、タンクが屋根にのらないので、すっきりと見えますし、重いタンクがないので、地震時に有利だと思います。
おひさまの力を利用する装置として、世間の注目は、太陽光発電ばかりに、「日があたって」いますが、太陽エネルギー変換効率は、太陽熱温水器のほうが高く、いずれも光熱費を下げる目的の装置なので、もっと注目されるべき存在だと思います。
しかし、国の優遇策がほとんどなく、(以前あった住宅エコポイントでは途中から認められたのですが、もう終わってしまいました)一部の自治体で補助金を出しているにすぎません。
太陽光発電パネルメーカーは、シャープやパナソニックなど多くが、世界的な家電メーカーであり、一方、太陽熱温水器メーカーは、家電をつくっていないので、一般の人にとってはマイナーなメーカーばかりです。
給湯業界ではメジャーですが、チリウヒーター、矢崎総業、長府製作所、ノーリツなど。
そういうメーカーや業界の「政治力」などもこの世には、あるのだと思いますが。
次回に続く。

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