Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

省エネ住宅講習会

建材商社主催の省エネ住宅講習会に行ってきました。
参加者は、ほとんど、工務店さんやハウスメーカーだと思います。
建材商社にとっては、工務店は、建材を買ってもらえる、「お客様」ですが、設計事務所は、建材商社と直接取引することはないので、建材商社にとっては、「お客様ではない」のですが、声をかけていただきました。
私たちは、ほとんどのケースで、お主様へ工務店をご紹介する立場でもあるので、間接的には、建材商社にとっては、「お客様」になるのかな。
建材商社の多くは、もともと材木屋であったところが多く、この会社も、木材の加工(プレカット)・販売を行っていて、何度か、私たちの設計で、工務店がつれてきたプレカット会社として、打合せしたりして、一緒にお仕事をしたことがあります。
プレカット工場も見学させてもらったことがあります。
こうした建材商社主催の省エネ講習会によって、工務店さんに、少しでも、高気密高断熱が大事であることが伝わり、省エネ住宅の普及促進に役立っているという側面があります。
それが、原発を少しでもなくすことにつながることを期待したいのです。

「(仮称)湖西の家」 子世帯のお客様と打合せ

計画がスタートした静岡県の「(仮称)湖西の家」の子世帯のお客様と打合せをしました。
親世帯との打合せ時の過去ブログはこちら。
事前にたくさんの質問を送らせていただきました。
それに対するご回答をお聞きしながらいろんなお話しをお聞きしました。
私たちは、このような対話によって、家へのご要望を聞き出し、その表面的な要望の奥にある深層意識を探り 、本当に求めているものを見つけだします。
二世帯住宅として計画スタートしましたが、ご要望を伺うと、南に平屋の親世帯、庭をはさんで、北に2階建ての子世帯という、独立した2つの家とする案が浮上しました。
もともと、玄関や水廻りから全て、別の完全分離型の二世帯住宅をご要望されていました。
間口(東西)よりも、奥行(南北)がかなり細長い敷地ですが、敷地の南と北に道路があるため、成立しやすいです。
2つの家をどのように配置・プランニングし、互いのプライバシーを守るかということが重要です。
しかし、全く無関係の2つの世帯が入るわけではなく、親子ですから、互いの家への行き来が頻繁にありますので、どのように、それをしやすくするか、また、互いの気配を、さりげなく感じられる家にするかが、テーマです。
平屋の親世帯の高さを抑えて、子世帯に光や風を通し、また、圧迫感をなくすようにすることを考えています。

「囲む家/安城」 敷地の向きに合わせないで、太陽の向きに合わせた南面

「囲む家/安城」のお施主様と、仕様や色決めの打合せしました。

その後、現場へ。

足場が解体されました。
実は南面だけ、東を少し向いているのが分かるでしょうか。
10度弱、斜めになっています。
中央棟は、台形の平面プランになっているのです。
(ちなみに家の東や西から見ても、立面が台形です)
敷地の長手方向に対し、真南の方位が、東へずれているので、普通に南面を直角にすると、少し西へ家が向いてしまうのです。
西に向いていると、朝日が南から入ってくるのが、遅くなり、西日がずっと当たることになるのです。
理想を言えば、敷地の形状や向きに関係なく、家自体を真南に向けて建てるのが、最もいいです。
今回は、間口(東西方向)よりも奥行(南北方向)のほうが圧倒的に大きい土地なので、限られた幅の間口を生かすため、南面だけ、南に向けました。
この手法は、「大屋根光庭の家/蒲郡」でも採用しています。
こちらの家では、この家と逆で、南面が、少し西へ向いています。
真南の方位が、西へずれているのです。
これらは、「パッシブデザイン」という設計手法の例で、「太陽や風など自然のエネルギーを建築の工夫によって、最大限に活用、調節することで、快適性や健康性を獲得しながら、省エネに寄与する」建築の考え方です。

夏は、見ているこのアングルである南東や東から風が吹いてきます。
南面が傾いていることにより、風をつかまえて、室内に引き込む意図もあります。
中央棟の西側の袖壁に当たった風をとりこみます。
この袖壁は西日をカットしたり、冬の北西からの強風を防ぐ効果もあります。

敷地の南遠方に巨大な送電鉄塔が立っており、南面を傾けることにより、意識的に、真正面にある送電鉄塔と向き合わないようするとともに、岡崎方面の山並みや矢作川の花火が見えるように、ということも考えました。

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