Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「平安光縁の家/幸田」道路と近いことによるプライバシー等への対策

平屋の「平安光縁の家/幸田」が竣工したので、前回ブログからの続きで、設計開始時からをふりかえってみます。
前回は、敷地が決まったところまでをふりかえりました。

敷地拡張したといっても、それでも敷地の奥行が狭いので、南庭はわずかなスペースとなり、家を配置する計画になりました。
道路と建物が近いことによる、プライバシーや車の走行音やヘッドライト照射などの問題をクリアしなければなりません。
しかも、通風や採光をしながら。
そこで、道路との間に、4列のスクリーン手法と、2つのバッファーゾーン(緩衝空間)を設けることにしました。

1列目のスクリーンは、道路境界線沿いの杉板の目隠し塀です。道路を歩く人の目線高よりも高くしました。
幅広材の横張りとし、風が抜けるよう、少しすきまがあいていますが、中は見えづらいです。
1つ目のバッファゾーンは南庭です。
2列目のスクリーンは、光格子と呼ぶ、縦格子です。
縦格子は、立ち止まっている状態ではない歩行者や移動する車からの視線を遮りやすいです。


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つ目のバッファゾーンは、「光縁」と呼ぶ、光格子で囲まれた、軒の深い外部のウッドデッキの中庭空間です。
3列目のスクリーンは、可動通風ルーバー付電動シャッター窓です。リクシル製エアリス
シャッターを下ろしていても、風を通すことができ、かつ、外からは室内が見えません。
途中の位置にとめることもできます。下はオープンとか。
夜は、家の中のほうが照明で明るいので、板塀や光格子があっても、わずかなすきまから、内部がおぼろげに見えるので、シャッターを下ろすと有効です。
4列目のスクリーンは、室内側の窓のレースです。昼はこれで、対処可能です。

また、車のヘッドライト対策として、この家は、床が通常よりも高くなっています。

床下全域を暖める、床下エアコンを採用しており、そのためということもあります。

こうした工夫により、心やすらかに、安心して暮らすことができます。

「備える家/岡崎」競争見積依頼

「備える家/岡崎」の実施設計が終わり、複数の工務店での競争入札による見積依頼をしました。
現場説明とか図渡しと呼ばれています。
現場に来てもらって、図面を渡します。
設計事務所の場合ですと、同じ実施設計図面を渡すので、各社の金額の比較が容易にできます。
これは、当たり前のように感じるかもしれませんが、工務店やハウスメーカーの設計施工の場合では、
各社の設計や仕様、規模等の様々な要素が異なるため、単純比較ができず、かなり、おおまかな目安にしかなりません。
見積書には別途工事やオプション等のみの項目の記載のみで金額が記載ない場合もあります。
また、多くは基本計画か基本設計での段階で、詳細設計をする前に、工事契約することが多く、打合せを重ねていくうちに
オプション金額がどんどん増えていき予算オーバーになることもありえます。(標準仕様が貧弱だと特に)

「備える家/岡崎」 実施設計完了

「備える家/岡崎」の実施設計が終わりました。
共有型二世帯住宅です。世帯ごとのご要望をうまく、設計にまとめることができたのではないかと思います。
今回は、共有型で、2階にも居間があるのが、単世帯の家との違いのみですが、完全分離型や玄関のみ共有の分離型二世帯住宅は、過去になんどか設計したことがあります。
2軒の家を同時に設計するという感覚であり、さらに、親世帯と子世帯の関係性などをさりげなく、いろいろな話をしながら、お聞きしたり、各世帯の相反する要望が出た時にはその調整をする必要があり、設計する立場としては大変ですが、やりがいはあります。
たいてい、どこかで各世帯をつなげるところがあり、お互いに気兼ねない暮らしができつつも、行き来しやすさや、気配を感じることのできるようなことを考えて設計してきました。

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