家の規模と仕様の関係
昨日の蒲郡の方との打合せ内容をふまえ、家の計画案を考えています。
家を建てるためにかかる、本体工事以外の工事費、建物以外の諸経費や引越しなど細かな項目まで拾い上げ、予算の制限の中で、建物にいくらかけられるか、出しました。
ここから、様々な要望から想定される施工坪単価を設定し、建てられる延べ床面積を導き出しました。
想定される施工坪単価といっても、プランはおろか、細かな仕様などはこれから打合せを繰り返して、決めるという、詳細はまだ何も決まっていない状態なので、変動幅はあります。
しかし、まずは少し高めに設定しておかないと、基本プラン確定後の打合せの中で、様々な要望を盛り込むうちに、大幅に予算が不足した場合、仕様変更だけでは済まず、建物の大きさを小さく変える必要が出てきてしまい、当初のイメージとだいぶ変わってしまいます。
おおざっぱに言えば、計画前のこの段階での建設予算概算=面積x坪単価(仕様)ですから、面積を大きくしようとすれば、当然、仕様は下げざるを得ません。
逆に、仕様を上げたければ、面積を小さくする必要があります。
自分達にとって、何が一番大事か、じっくり家族と話し合って、考える必要があると思います。
私達は限られた面積でも、常に、広がりのある空間を追い求めて、様々な角度から検証していきます。
平面だけで考えるのでなく、例えば、吹抜や階段、ロフトを積極的に考えて、縦方向の広がりを得たり、施工費が安くすむロフトや小屋裏収納、床下収納を考えたりします。
また、平面的には、外部だけど、内部のような外縁のような、空間を設けることにより、部屋の広がりが生まれます。
それも、建物を凹ませ、そこに大きな屋根を付けるか、上に建物を乗せたり、床を室内と同じ仕上げやレベルにすると、いっそうその空間が内に取り込まれて感じられます。
奥行きが大きいとより感じられます。
以前にも紹介した竜安寺の縁もこの雰囲気を持っています。
引き戸の多用や回遊性のあるプラン、できるだけ短い廊下、建物内で端から端まで見通しがきくプラン、ワンルームに近いプランも広がりを生みます。
また、常に、様々な手法を用いて、コストを抑える方法を考えています。
私達の家づくりの考え方には、住宅設計の第一人者と呼ばれ、今は亡き建築家宮脇檀(まゆみ)(男性です。1936年名古屋生まれ)さんの多大な影響を受けています。
見た目のデザインに影響を受けているというより、家づくりの考え方に共鳴しています。
書籍をたくさん書いていらっしゃるので、一度参考にされるといいと思います。
大きな図書館なら、建築のコーナーに何冊かはあると思います。
目からうろこが落ちますよ。
偶然、田原の大屋根の家のご主人はご依頼前にはすでに、「宮脇檀の住宅設計テキスト」を読んでいらっしゃいましたね。(建築の学生やプロ向けですが、家を建てたい一般の人にも読める内容だと思います)
それもあってか、私達の提案をどんどん受け入れていただけたような気がします。
(当時はこのHPがないため、私達の設計に対する考え方を表明する手段がありませんでした)





