Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

愛知建築士会日帰り研修会 名古屋&犬山 その3

昨日のブログの続きです。
次に向かった先は、犬山城近くの、名鉄犬山ホテル敷地内にある、「有楽苑(うらくえん)」です。
公式ホームページはこちら
織田信長の実弟で茶人である、織田有楽斎が建てた国宝の茶室「如庵」が有名です。
国宝茶席3名席の1つです。
以前から行きたいと思っていて、初めて来ました。
大きな日本庭園の中に複数の建物が点在していますので、回遊式に巡っていきます。

↑受付を通過し、しばらく歩いたところにある武家屋敷の門である「岩栖門」。
アプローチの石畳に注目していてください。

↑門を入ったところの庭園。白砂に竹のエリアが円形状に点在し、いいかんじです。

↑門の手前から続く石畳が、クランクした正面に重要文化財の「旧正伝院書院」があります。
こういうアプローチの仕方がいいですねえ。
また、手間の中木で全てを見せず、奥ゆかしさがあります。
先ほど見た、犬山城の豪快な建築と大きく異なり、繊細でやさしいイメージの数奇屋(すきや)建築です。

↑屋根は薄く、垂木も小さいです。
玄関上の屋根の一部が、ゆるやかに曲面を描いて盛り上がっています。
屋根と一体化しつつも、玄関であることをさりげなく示しています。

↑脇の道を進みます。石畳がいいかんじです。

↑これが、国宝の茶室「如庵」です。
内部はとても狭く、入室禁止ですので、外からのぞくしかありません。
ぜひ内部に入って体感したかったなあ。

学生時代に、京都山崎にある、国宝の茶室である妙喜庵待庵(たいあん)には内部に入ったことがあります。

↑散策路は京の風情を感じます。

↑別の茶室「元庵」です。

↑濡れ縁の仕事が丁寧です。黒小竹を木の板と板のすきまに入れて並べています。

↑待合です。ここで茶会の準備ができるまで庭園を眺めながら、ゆっくりと待つ場です。
犬山にいながら、京都旅行をした気分になれました。

愛知建築士会日帰り研修会 名古屋&犬山 その2

昨日のブログの続きです。
昼食後、バスは犬山へ。
犬山城付近で下車し、市内自由研修となりました。
以前から顔見知りの青年委員会の委員長と役員さんたち(みんな年下です)と一緒に回ることにしました。
この研修会の企画運営をしてくれた方々です。
今回、研修会に参加したのは、犬山は古い町並みや建築が残っており、古民家スタイルで設計中の「(仮称)刈谷の家」の設計などに役立つことを期待したからです。
まずは、日本最古の国宝犬山城へ。

日本で4つしかない国宝の城で、今年4月には、4つのうちの松本城を見学しました。その時のブログはこちら。姫路城も見学したことがあり、残るは彦根城です。
犬山城は学生時代に来たことがありますが、ほとんど忘れていました。
ちなみに犬山市の東隣は私の実家のある岐阜県多治見市です。

↑模型が飾ってありました。

↑踏み天井です。天井ふところがなく、上階の床を兼ねています。
「(仮称)刈谷の家」の1階でもこのようにします。
ぶ厚い杉三層パネル(Jパネル)を使い、根太(床支持する角材)を減らして、すっきりさせますが。

↑屋根の野地板と垂木(たるき:野地板を乗せる屋根勾配方向に設置した角材)が見えます。
外観で見られる屋根の反りが、内からも分かります。

↑他の部分の野地板と垂木の見える天井です。
「(仮称)刈谷の家」の2階でもこのようにします。
先日のお施主様の打合せで、この写真をお見せし、「この垂木はごつすぎるから、普通の垂木サイズとし、間隔を細かくして増やそう」ということになりました。

↑美しい垂木です。

↑最上階に上ると脇を流れる木曽川がよく見えます。
松本城のように大きい城ではないですが、がけの上に建っているので、かなりの高さになります。
手すりが低くて、近くに寄るとかなり怖いです。
次回に続く。

愛知建築士会日帰り研修会 名古屋&犬山 その1

先日、私が所属する愛知建築士会岡崎支部の研修会があり、名古屋と犬山へ行ってきました。
大型観光バスをチャーターして、日帰り旅行の気分です。
去年も同じ時期に研修会があり、出席しました。
その時のブログはこちら
まずは、東邦ガスのショールームである、「リベナス今池」へ。
千種郵便局のある大きな交差点に建つ、今池ガスビルにあります。
去年もここへ来ました。
最初に料理比較体験をしました。
ガスとIHヒーターで同時に調理して、料理の仕方、時間、出来具合、見た目、おいしさなどを比較できます。
まずはガスならではの調理として、土鍋を使った炊飯をしました。12分で炊き上がります。
その間に、ガスとIH両方のグリルに野菜のホイル焼きプレートを入れました。
さらに、その間にそばめしを作りました。
炒め飯に焼きそばの麺を入れた料理です。
ガスは中華なべを使います。
IHは丸い底の調理器具が使えないので、重いIH用のフライパンを使いました。
なぜ重いかというと、IHは電磁力によって微振動している(フライパンの取っ手を持つと分かります)のですが、軽いと、勝手に動いてしまうのです。
また、磁石がくっつく素材である鉄やステンレスである必要があるので重くなります。
アルミ製も使えるオールメタル対応IHもありますが、20~25%パワーダウンします。
ガスとIH、オールメタルIHの3つで同時にお湯を沸かす実験をしましたが、オールメタルIHはなかなか沸きませんでした。
アルミ製で底にステンレスを貼り付けて軽量化したフライパンも見せてもらいましたが、それでも、重いです。
もう少し軽いものもあるそうですが、ステンレスが薄いので、熱効率がさらに悪くなるそうです。
ガスはなべ振りができ、なべの側面も熱せられるので、水分を飛ばしやすいですが、IHはそれができませんので、フライ返しでひたすらかき混ぜるしかありません。
また、なべの側面の温度は底に比べて上がりません。
調理ができ、土鍋ごはんと、野菜のホイル焼きとそばめしを食べ比べました。
最近の電気炊飯器は直火炊きのうまさを再現しようと高性能化していますが、その目指すところは、この土鍋炊きなのです。
普通のブレンド米を使ったそうですが、おいしかったです。
野菜のホイル焼きは、同じ7分間、調理しましたが、IHは見た目もそうですが、生っぽくて、特に玉ねぎが苦くておいしくなかったです。
味もしみていません。ガスと同じ状態にするまで、さらに7分かかるそうです。
そばめしは、ガスはお米がぱらっとしておいしいですが、IHはべちゃとして水分が残っているかんじです。
味もしみていません。
その後、パンのバター焼きを作りました。
ガスは均一にフライパンの底が熱せられるので、フライパンの端でもこんがり焼け、バターのいいにおいがしましたが、IHでは、端はあまり焼けておらず、中央は焼けているので、焼きムラがありました。
バターのにおいがせず、パンのにおいしかしません。
ガスの安全対策についてもいろいろ説明がありました。
以上で体験を終わりました。
オール電化かガスか悩んでいる方はぜひ体験をお勧めします。
リベナス岡崎でも体験できます。
今池は体験室がリニューアルされて、以前の料理教室的な感じではなく、高級な家のインテリアのようになって雰囲気もよくなっていました。
その後は、他のショールームのコーナーを回ったり、床暖房や、浴室換気暖房機の電気とガスの比較も体験しました。
次回に続く。

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