「(仮称)岡崎の住宅」 構造計画
「(仮称)岡崎の住宅」のお施主様と打合せをしました。
この家は、構造が特殊なところがいくつかあります。

構造的には3つの棟に分かれています。
南棟と中央棟との間に中庭があり、2本の「渡縁(=渡り廊下)」でつながっています。
渡縁と中央棟は構造的に縁を切り、地震で各々の棟が揺れた時に、ぶつからないように、クリアランスと呼ぶすきまをもうけます。
そのすきまをカバーするのが、金属製のエキスパンションジョイントカバーで、内外に設けます。
2棟以上の建物がつながったマンションや学校などの施設でよく使われています。
今回は、平屋と2階建てなので、クリアランスは100mmと比較的小さいですが、高層建築物になると、地震時には、各棟が大きく揺れますから、大きなクリアランスを必要とします。
以前、2棟がつながった、15階建て高層マンションを設計した時は、下のほうの階ではクリアランスが小さいものの、最上階では、1m近くのクリアランスを確保しました。
外廊下部分で各棟をつなげたので、橋のようなエキスパンションジョイントカバーになりました。
金属製ですから、すべらないように、カバーに外廊下と同じノンスリップの床材を張りました。
今回は、ガレージハウスであり、駐車場2台とバイクを収容する車庫が、住宅と一体化しています。
車庫は大きな空間となるため、構造検討を要します。
また、北棟である車庫の上に部屋を設けていますが、道路との敷地高低差60cmを利用して、中央棟2階レベルから90cm近く床を下げた「スキップフロア」になっています。
1階から2階へ上がる階段の途中に踊り場を設け、北棟2階に出入りできるようになっています。
このように特殊な部分がいくつもあるため、構造設計事務所に構造検討を依頼して、設計を進めています。








