Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

2つの住宅見学

名古屋へ行って、2つの住宅見学に参加してきました。
ひとつは、最近知り合いになった、名古屋の建築家のオープンハウスです。
完全分離型の二世帯住宅で、1階が親世帯、2階が子世帯です。
各々の玄関位置が全く別のところにあるので、各世帯の独立性を感?じられながらも、内部では、互いに行き来しやすくなっていました?。
建て替え前からあったという和の庭が、うまく生かされていました?。
もうひとつは、名古屋の工務店の地熱住宅です。
私は、去年10月に、長野市のモデルハウスと建設現場を、見学させていただいたこ?とがあり、すでに、地熱住宅のことを理解をしていました。過去ブログ
今回、参加したのは、真冬の状態を体験することが目的でした。
築4年のお施主様宅が見学会場です。
地熱住宅といっても、当然、地熱だけで、冬を乗り切れるほど、家?が暖かくなるわけではありません。
この家では、毎日、夕方5時から翌朝8時まで壁掛けエアコンとオ?イルヒーターをつけるだけだそうです。
私たちは、午後1時半くらいに着いたのですが、エアコンをつけて?いないのにもかかわらず、暖かく感じました。
家の中の温度差があまりありません。
大きな吹抜やリビングから上がる階段がありました。
暖かい空気は上へあがるので、2階は、より暖かく感じました。
実際に住まわれているお施主様からの感想が聞けて、とてもよかっ?たです。

「回廊の家/岡崎」 液状化対策の地盤改良 コロンブス工法 その1

「回廊の家/岡崎」の現場へ。
北棟のインナーガレージの基礎が完成しました。

中央棟と南棟の地盤改良を行っていました。

矢作川に近いので、設計時に、ボーリング地盤調査と液状化試験を行った結果?、予想通り、液状化の恐れありとの判定結果だったため、液状化対?策となる地盤改良が必要となりました。

いくつかの方法を検討した結果、コロンブス工法を採用しました。
簡単にいうと、土を掘って、↑発泡スチロールを埋めるというもので?す。
実は、土木工事などでは、以前から行われている方法です。
地震の揺れを半分に抑えることもできます。

↑3層に重ねて、発泡スチロールを埋めていくのですが、↑写真は中央棟の1層目です。
一番下の層は、このように、全面にではなく、建物直下をタテヨコにライン状に埋めます。

ここには、↑ライトフィルターと呼ばれる、不織布で覆われた、細かく溝がたくさんついている発泡スチロールを使います。細かい溝から、液状化の際の水が抜けるようになっています。

↑南棟は、より工事が進んでいて、1層目の排水溝のように囲った形状の中に、コンクリートを流し込んでいます。
このように、単純に3層に重ねるのではなく、コンクリートや砕石を間に入れながら、重ねていきます。
今後、2層目ができたら、ブログにアップします。

愛知建築士会主催の「木塾」 見直される伝統木構造

名古屋の東桜会館で開催された、愛知建築士会主催の「木塾」に参?加してきました。
木造の勉強会です。
全6回の講座で、これが今年度の最後でした。
講師は日本伝統建築技術保存会の会長である西澤政男さんです。
西澤さんは、社寺建築も行う、滋賀県の(株)西澤工務店の棟梁で?あり、社長ですが、日本古来からの伝統木構造が消え行く現実に、?危機感を感じ、伝統木構造を見直してほしいと、保存会の活動や講演活動をしてい?るそうです。

継手(つぎて)、仕口(しぐち)と呼ばれる、木と木を組み合わせ?てつなぐ技術を見せた模型(携帯性を考慮して、縮尺は変えていま?すが、木の実物です)をいくつも持ってきてくださいました。
日本の伝統木構造の技術力の高さを改めて認識しました。

プレカット全盛の時代で、ほとんどの家が、大工さんが昔ながらに?、加工した木材(手刻みといいます」)ではなく、プレカット工場?で加工された木材で建てられているのが現実です。
手刻みができる大工さんが大幅に減っており、プレカットよりも、?コストが高くなってしまうので、手刻みの需要が減るという悪循環?になっています。

昔は当たり前だったのに、今や、こうしたものを現場で見る機会が?、なかなかありません。

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