Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

無印良品「窓の家」の建築家 その2

昨日に引き続き、建築家 隈研吾(くまけんご)氏についてです。
初期の頃の作風はこんなかんじでした。
↓DORIC(東京青山にあり、見学したことがあります。)

当時はバブル期で、建築界ではポストモダンと呼ばれるデザインが大流行しており、氏はそのポストモダン建築家の一人でした。
↓M2-Building(東京世田谷にあり、見学したことがあります。)

ポストモダンが廃った頃から、現在のようなルーバー(格子)を多用した軽快なデザインに大きく、変わりました。
↓ONE表参道(東京表参道にあり、見学したことがあります。)

六本木の東京ミッドタウンのサントリー美術館↓

現在、慶應義塾大学の客員教授もされています。
また現在、アメリカのイリノイ大学での1年間の客員教授を終え、記念の氏の個展がアメリカシカゴで開かれています。アメリカで個展なんてすごいですね。

無印良品「窓の家」を設計した建築家

昨夜、NEWS ZEROという番組で、先日のブログで見学に行ったことを伝えた、無印良品の「窓の家」を設計した建築家 隈研吾氏のインタビューが取り上げられていました。
今週木曜日に発表されるグッドデザイン大賞の候補になっているからです。

隈研吾氏は国内外で活躍する有名建築家です。
私の好きな建築家の一人でいくつか、作品を見学したことがあります。
最近は、昔(バブル時)とかなり作風が変わりました。
昔の奇抜で目立つだけの作品はきらいですが、今のルーバーを使った繊細で軽快な作風は好きです。
インタビューで、自身の作品を「負ける建築」と語っていらっしゃいました。
どういう意味かというと、自身含め(という意味だと思います)建築家の作品はかつては、「目だってなんぼ」という感覚で奇抜なだけのことが多かった。
今求められるのは、独創的であると同時に、社会に受け入れられる建築を作るため、自己主張するのではなく、周囲の環境に溶け込むような建物を目指しているとの趣旨です。
とても共感できる言葉です。
また、隈氏は、腕のいい大工の格言の「一番いい材料は裏山にある」を引用して説明していました。
それは、その土地の気候風土に順応した木が、何千年、何万年も生え変わり生き続けているから、その木を使って家を建てるのが、一番いいに決まっているというものです。

隈氏はそれを栃木県の浮世絵師安藤広重の作品を展示した馬頭町広重美術館で実践しました。TVでも紹介されました。
屋根や壁のルーバーとして使っている杉材を敷地裏山から、床石も地元産を使っています。
まだ、行ったことがないので、行ってみたいです。

周囲の山と杉ルーバーがうまく調和していて好感がもてます。

NHKのプロフェッショナルという番組でも過去に取り上げられたことがあります。その回
ところで、「窓の家」は「負ける建築」なのでしょうか。疑問は残ります。
無印のHPでは、以下のように説明しています。ちょと苦しい・・・のでは。
「窓の家」は「家からまちへ」もテーマにしています
一つ一つの家はシンプルで飾りのない控えめな家です。
そうしたシンプルな家がたくさん集まったとき、きれいなまちなみができるように考えています。
窓と窓も視線が交わらないように、庭の風景がきれいに見えるように・・・
それぞれの家を生かしながらまちづくりをデザインしていきます。

木造住宅の構造の講習会

午前中に「暮らせる蔵」を設計中の刈谷のM様と打合せしました。
その後、国道23号線をひた走り、木造住宅の構造の講習会が開かれる豊橋へ。
しばらく前に岡崎バイパスが完成し、西尾から幸田町のデンソーまでつながりました。
今日は、初めて、開通した部分を西から東へ通りました。
刈谷から豊橋なんて、今まで一気に行くことはなかったものですから、通ってみようと思ったのです。信号がないから、とても快適です。
この道路は名豊道路とも呼ばれています。早く豊橋までつながらないかな。
幸田町のデンソーから豊橋までがとても、時間がかかり、14時スタートの講習会にちょっと遅れてしまいました。
建築家協会が主催となって、全国の主な都市で開かれています。名古屋でも開催予定です。
ネットの情報で、この講習会を知り、申し込みました。岡崎でも開催予定があります。(申し込んだ時は、岡崎の予定がなかったのです)
近いうちに行われるといわれている「4号特例廃止」(一級建築士が設計した住宅などの小規模な建物は確認申請の際に構造図面の添付不要)に向けて、建築士の設計能力を高めるために、国から予算がついていると思われる事業です。
今日の講習会は4時間もあったのですが、無料ですし、100ページほどのテキストも無料でした。
前半は構造計算(壁量計算といいます)の方法の解説があり、後半はテキストに沿って、実際に手を動かし、電卓をたたきながら、テキスト内の問題の空欄になっている部分を埋めていくというスタイルの演習を行いました。
内容は当然、知っているものばかりですが、復習になりました。
AD-1という3次元CADソフトを買ってからは、あまり手で計算をすることがなくなっていたので、思い出すいい機会になりました。
コンピューターが出す結果ばかりに頼ってばかりで、その導き出される過程や意味を知らないのでは、いけないと思います。
しかし、実務ではコンピューターに頼る部分も大きいのが実情です。柱と土台をつなぐ金物などを選ぶ計算法(N値計算法)があるのですが、手やエクセルで計算していたのでは、めちゃくちゃめんどうなのです。
こういう所はコンピューターさまさまですね。
今日の講習会でも、この演習を行いました。

2008.11.04「住宅
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