Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

1.17阪神淡路大震災 応急危険度判定の電話訓練に参加

今日、1月17日は、阪神淡路大震災の起きた日です。
大震災というと、3.11の東日本大震災が思い起こされますが、1.17も風化させてはいけない大事な日です。
私、KANO空感設計 加納年勝は、応急危険度判定士です。
地震時の建物被害を判定して、危険度に応じて、赤、黄、緑の紙を建物に張るボランティアです。
私は、岡崎市の指定する地区連絡員になっていて、今日、電話での連絡訓練が行われました。
私の担当地区の判定士7人に、電話をかけ、「地震があったので、市役所に集まるように」と伝えるのです。(実際は集まりませんが) また、連絡網に更新された内容がないか確認し、市役所の住宅課の担当者に、訓練結果を報告しました。
応急危険度判定は、市町村が地震発生後の様々な応急対策の一つとして行うべきものですが、阪神・淡路大震災のような大規模災害の場合には、判定を必要とする建築物の量的な問題や被災地域の広域性から行政職員だけでは対応が難しいと考えられます。
 そこで、ボランティアとして協力していただける民間の建築士等の方々に、応急危険度判定に関する講習を受講していただくことなどにより、「応急危険度判定士」として都道府県が養成、登録を行っています。
詳しくはこちら 全国被災建築物応急危険度判定協議会

住宅の冷暖房効率アップ その2

先週の「住宅の冷暖房効率アップ その1」のブログの続きです。
全館冷暖房やパッシブハウス設計をしない場合は、今回うちの事務所に設置したような可動パーティション(過去ブログ)では、住宅の雰囲気に合わないので、別のものを提案します。
いろいろな案がありますが、まずは、日本古来からの、日本人の「知恵と工夫」を見直すこともそのひとつです。

私たちが設計した、古民家スタイルの↑↓「刈谷の懐/廻の家」は、居間や食堂の廻りの、南と東にぐるりと、広縁(=縁側の広いもの)を廻した家です。

昔から日本にある、障子や襖も冷暖房効率アップ手法のひとつです。
縁側や広縁がある家は、和室とは障子で仕切られています。

日本の家は、昔から、風通しをよくするために、間仕切壁が少なく、部屋どうしが障子や襖でつながった家づくりをしてきました。
冬は、障子や襖を閉めて、暖房エリアを狭くし、また、外気温の影響を受けにくい、奥の部屋ですごすことにより、暖房効率を高めていたのです。
窓に設けた障子は、窓枠ぴったりにおさまり、窓からの冷気をシャットダウンし、断熱効果を高めます。
この家の窓は、目に見えないほどごく薄い金属フィルムを張った省エネ断熱型Low-Eペアガラスです。
夜間は雨戸を閉めれば、さらに断熱性が高まります。
壁や床、屋根にはしっかりとした断熱材が入っており、壁と屋根には遮熱対策も施しています。
「住宅の冷暖房効率アップ その3」は、来週投稿します。

住宅・マンションのリフォーム講演会 その2

昨日のブログの続きです。
NPO法人 WOOD AC主催の建築講演会の2部は、マンションリフォームについて。
講師は兵庫県の設計事務所の小谷和也さんです。
ほとんど専業でマンションリフォームの設計ばかりしているそうです。
私は独立前に東京でマンションの設計をいくつかやったのと、独立後、マンション内装設計をしたことがあります。新築ですが、設計の考えかたは全面リフォームに近い感じです。
既設マンションのテナントに入るカフェの設計もしたことがあります。いずれも名古屋です。
マンションリフォームは、戸建住宅同様、今後需要が大きくなると想定されます。
今後は、大都市だけでなく、地方都市でも。
築年数が浅くても、リフォームする人は多いそうです。
マンションの間取はありきたりで、どれも同じような間取です。
多様なライフスタイルや変化するライフシーンに対応できなくなるのです。
ありきたりのリフォームに満足できない方は設計事務所に依頼することも増えてくると思います。
マンションでも自然素材を使ったリフォームが可能です。
小谷さんは遮音性能を確保しながら、無垢の杉フローリングを採用するための試行錯誤や実大実験による検証の成果を見せていただきました。
安易なリフォームは遮音性能不足による近隣トラブルにつながりかねません。
戸建悪質リフォームは近隣に迷惑をかけることは、あまりないと思いますが、マンションリフォームは悪質だけに限らず、設計力不足や知識不足から近隣に迷惑をかけることにつながりかねません。
お隣さんとはつながっていますから。
これから大きな社会問題化してくるかも、しれません。

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