Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

コープ全体会の研修 地震対策の制振の講師をしました その2

前回のブログの続きで、制振についてです。
制振金物のボウシン以外では、制振テープを採用したことがあります。
制震テープ設置工事中の過去ブログ

3つの家をモデル化した模型をメーカーからもらいました。
一番手前が、制振テープを張った家
真ん中が、耐震設計のみの家
一番奥が、耐震設計のみの家に地震がおそい、地震によって釘がゆるんだ家

一緒に揺らすと、一番奥が、大きく揺れます。
釘がゆるんでしまっては、耐震性がなくなるのです。

コープ全体会の研修 地震対策の制振の講師をしました

前回のブログの続きです。
「制振」は、地震の揺れを抑える装置を用います。
前回ブログに書いた、「免震」よりもコストが圧倒的に安く、数十万円で、地盤などのいろんな制約がないことが多いです。
制振は、私が講師をしました。
私は、制振工法を、東日本大震災よりも前から採用していて、震災以降は、全ての新築住宅に採用しています。
いくら、耐震等級を最高ランクの3にしても、耐震設計だけでは、十分ではないと考えているからです。
耐震設計というのは、建物をがっちり固めることです。
最初の地震の大きな揺れに耐えることができますが、がっちり固めることにより、ダイレクトに揺れが伝わります。
人や家具等の転倒によって、けがや家具等によって圧死する可能性や、建物は、最初の大きな揺れでは倒壊しないものの、一部損傷する可能性はありえます。
大地震の後には、何度も大きな余震が襲ってきます。
最初の大きな地震に耐えられたとしても、何度も余震で揺らさせるうちに、釘などがゆるんだり、破断して、ついには倒壊する可能性もありえます。
建築基準法の耐震基準は余震を考慮していません。
最初の地震で、倒壊せず、余震が来る前に、外へ逃げることを前提にしています。
制振装置によって、地震や余震の揺れを抑えることができれば、人や家具等が転倒しにくくなりますし、建物内外の損傷被害を抑えることができます。
今回、講師をするにあたり、制振について、再度、研究をしました。
免震装置メーカーが5社程度なのに対して、制振装置メーカーは、30社ほどが、いろんな装置を開発しています。
どのメーカーも、大地震時の揺れをおおむね半分程度に抑えることができる性能というのが多いです。
新しくカタログやサンプルを取り寄せたり、数社のメーカーには、説明に来てもらったりしました。
大きく分けて、以下の5つのグループにまとめることができます。
金属系、オイルダンパー系、ゴム系、粘弾性系、摩擦材系です。
それぞれ一長一短ありますし、そのグループの中でも各々性能等が違います。
それを一覧表にまとめて発表しました。

普段、採用している、金属系である「ボウシン」を中心に説明をしました。

地震後に元の位置に戻る、「復元力」があるのがいいかと考えています。
設置工事中の過去ブログ
他の制振部材も採用したことがあります。
次回に続く。

コープ全体会の研修 地震対策の免震工法

私は、コープ生協の提携建築士をしています。
提携建築士のグループである、一般社団法人 建築士協同プロジェクトの全体会があったので出席しました。3か月に1度、なごや支部の全メンバーが出席する会議です。
研修も行われるのですが、今回、免震と制振がテーマでした。
地震対策の工法です。
耐震設計をした上で、これらいずれかの工法を採用すると、地震に強い家になります。
11月に長野県北部地震で大きな地震被害があり、耐震性に関心が増えています。
最大震度6弱で、白馬村は震度5強で、全壊37棟、大規模半壊7棟、半壊15棟、一部損壊136棟と甚大な被害でした。
免震は、基礎から上部の木構造体を免震装置に載せて、基礎と構造的に絶縁するものです。
一番ゆれが少ないの地震対策としては一番すぐれていますが、地震で上部構造体が動いた時に、隣地に越境しないように、建物周囲に余裕スペースが必要とか、1階床が地盤面よりもかなり上がってしまうとか、軟弱地盤に採用できないとか、コストも数百万円とかなり高価で、デメリットも多く、普及が進んでいません。
ちなみに私は、IAU免震設計資格者になっています。
IAUの免震講習会に参加し、試験に合格しました。
過去ブログ
免震は先輩のメンバーと免震メーカーのオイレス工業が講師をしました。

先輩が免震設計した、コープ組合員の新築住宅現場見学会が、6月にあって、参加しました。
過去ブログ
オイレス工業の免震もいい工法だと思います。
次回に続く。

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