「逆転プラン」のメリット
昨日のブログの続きで、「逆転プラン」のメリットについてです。
2階は見晴らしがいいし、開放感があります。
構造計算上、耐力壁は、1階よりも2階のほうが少なくできるため、2階は耐力壁を減らして、窓を増やしたり、大きくすることが可能です。
「空を感じて」暮らせます。
1階に部屋があることにより、2階の部屋は冬あたたかいです。
2階の床下に空気という断熱材があるようなものだからです。
2階にあるLDKや洗面、浴室へのプライバシーが確保しやすいです。
2階のほうが日当たりがいいです。
一般的に、日当たりのよい2階バルコニーに洗濯物を干すことが多いですが、2階洗面室と同じフロアで物干しできるので、洗濯物を持って階段の上り下りをする必要がないので、楽です。
バルコニー内で干せば、外観の見栄えも損ないません。
この敷地の場合は、北側がよく渋滞する交通量の多い道路なので、生活空間を道路から遠ざけて、静かで、よりきれいな空気環境にすることもできます。
防音や砂ほこり進入防止のために、1階北側に大きな窓を設置しにくく、1階リビングの場合は、風通しをしにくいのですが、2階リビングなら、1階よりも北側に窓を設けやすいので、風が通りやすくなります。
蚊や毛虫などの害虫も1階よりは、上がってきにくいです。
1階に寝室などの小部屋が多く、間仕切りに耐力壁が入れやすいです。
1階リビングよりは、大きな窓を必要としないので、外壁廻りにも耐力壁を入れやすいです。
特に、間口が小さい家は、1階リビングにすると、耐力壁を確保しにくいです。
部屋も小さめなので、大きな梁を入れる必要がないので、構造的に有利ですし、コストダウンも可能です。
子どもたちが1階の子ども室で遊んで、ばたばた走り回ったりしても、音や振動が2階に伝わりにくいです。
ただし、1階と2階はつながったかんじにしたいので、リビング内に階段を設け、気配が感じられる工夫をしてあります。
お子様が帰宅しても、玄関の直上をキッチンとして、気配が伝わり、コミュニケーションがしやすくなっています。
「中間階」の勝手口を「サブ玄関」と位置づけ、ここから、子どもたちに出入りしてもらえれば、直接キッチンに立つ奥様と顔を合わせることができるので、よりいいですと提案しました。
2階のLDKの天井の形が自由にできます。
屋根勾配に合わせた、勾配天井も容易で、開放的な空間が創りやすいです。
梁を見せてダイナミックな空間にしたり、屋根の野地板を見せるデザインも可能です。
2階北側の浴室やキッチンなどの水廻りの上部をロフトにすることも提案しました。
ロフトに設けた北窓を通した風通しもよくなります。
キッチンにガスコンロを採用した場合、建築基準法により、「内装制限」といって、キッチン及びそれに空間的につながる部屋は、壁と天井を準不燃材料以上の仕上にしなければなりませんが、2階キッチンの場合はその制限がありませんので、木をふんだんに使った内装がしやすいです。
お客様自身も、私たちに計画を依頼する前から、「逆転プラン」はありえると考えていたそうなので、気に入ってもらえたようでした。





