高気密高断熱の講習会出席
名古屋白鳥の名古屋国際会議場(センチュリーホール)で、NPO法人 新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協)主催の高気密高断熱の講習会が開催されたので、出席してきました。
講師は、高気密高断熱の研究者として名高い、北海道の室蘭工業大学の鎌田紀彦教授です。
先生は、新住協の代表理事もされています。
私は、以前から、プロ向け建築雑誌「建築知識」の断熱特集などで、先生が書かれた工法などを読んで知っていましたので、ぜひ、直接お話をお聞きしたいと思ったのです。
また、最近、家の断熱性を計算できるプログラムCDを新住協からネット購入しましたが、今回、そのプログラムの使い方も教えていただけるとのことでしたので、いいチャンスでした。
新住協は、「F〇の家」のようなフランチャイズや特許ではなく、誰でもその工法を採用できるオープンな組織で、本部は仙台にあります。
寒冷な北海道、東北の、高気密高断熱への取り組みは、国内での先進技術です。
温暖な東海地方でも、断熱材の厚みなどの仕様をこの地域用に合わせれば、いいのです。
講習会は3部構成となり、長時間にわたりました。
1部は、「高気密高断熱の基礎」
昔の無断熱の土壁の家は寒くて当然ですが、ちょっと前の家の、断熱材が入っていても、寒いのは、入っている断熱材が薄くて性能が低いこともありますが、それよりも気密性の不足が大きな原因なのです。
新住協は、「ボード気密新在来工法」という工法を提唱しています。
私たちが設計する家もこの考え方に基づいています。
まずは、家の周囲をぐるりとボード(耐力面材)で囲って、気密性を高めるのです。
さらに床下から外壁や間仕切り内に入ってくる寒気を遮断します。
下屋(1階の屋根)もしっかり、壁、屋根(または天井)の断熱ラインを連続させます。

2部は、「既存住宅の断熱耐震改修」です。
住みながら、断熱と耐震を同時に改修できる工法を提案しています。

3部は、「熱計算プログラムQPEX」です。
室蘭工業大学の鎌田研究室が開発しました。
今までは、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の新省エネ基準や、次世代省エネ基準に基づいて設計していましたが、窓も含め、計算できるプログラムなので、より、実際の設計する家にあった仕様を選択することができるようになると期待しています。





