遮熱アルミシート その2
昨日のブログの続きで、遮熱アルミシート「アストロフォイル」を扱うプレイリーホームズとの打合せについてです。
遮熱のミニ実験装置を持っていらっしゃいました。
ランプを太陽に見立てて、熱線を照射します。
温度センサーが青い発泡系断熱材の上部と下部の空間に設置されています。
当然ですが、ランプ点等前は両者の温度は同じです。
まずは、アストロフォイルなしで、実験です。↓
断熱材の上下での温度差は2℃です。実験ケースの上の方に温度表示があります。
左が、断熱材上部空間、右が下部空間の温度です。

次にアストロフォイルを入れて実験です。
開始から、どんどん断熱材下の温度が下がっていきます。
逆に、断熱材上の温度は少し上がりました。
30分経過後。↓

断熱材の上下での温度差は5.8℃です。
アストロフォイルの有無で、断熱材下部空間は3.8℃の差があります。
かなりの効果があることが分かります。
ただし、注意しなければならないことは、この実験装置で使われている断熱材の仕様や厚みが実際の家で採用されるものとは違うということです。
外張り断熱の場合は、この青い断熱材(押出発泡ポリスチレンフォーム:商品名スタイロフォーム)の性能と厚みがもっと高性能のものを採用されるのが普通だからです。
ですから、アストロフォイルの有無による温度差はもっと少なくなるはずです。
また、上部空間の温度が上昇していることにも注意を払う必要があります。反射した熱が空気を暖めてしまうのです。
アストロフォイルの上の空間が密閉空間だとしたら、どんどん温度が上がってしまいます。
これでは遮熱効果どころか、逆効果になってしまいます。
ですから、アストロフォイルの上には、必ず、空気が通り抜ける通気層を設けて、暖められた空気を排気する必要があります。
アストロフォイルのカタログでは、瓦屋根の場合は、屋根の下地となる野地板の裏面温度が2.9度下がると記載されています。スレート屋根の場合は4.4度です。
瓦屋根の場合は、瓦の重なりによって、もともと、空気層が野地板との間に自然にできるので、アストロフォイルの効果は小さいです。
金属屋根のデータがないですが、スレート屋根と同程度だと思われます。





