Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

愛知県内の古建築や近代建築物等の国登録有形文化財の特別公開2018が開催されます

今年も愛知県全域で、国の登録有形文化財の建物特別公開2018が行われます。普段、見ることのできない、貴重な歴史ある建物(様々な種類の用途の建物があります)の中に入って見学したり、解説を聞くことができます。
毎年秋に開催され、毎年行っています。
今年はどこに行こうかな。

10/28 北尾張地方(犬山市、江南市、扶桑町) 
11/11 名古屋市 (準備中)
11/17 西三河地方(岡崎市、碧南市) 
11/18 東三河地方(豊橋市、豊川市、新城市) 
11/23 半田市  
11/24 尾張地方(一宮市、瀬戸市、清須市) 
11/25 知多地方(大府市、知多市、武豊町、美浜町)  
http://www.aichi-tobunkai.org/kokai/2018/index.html 

地震の揺れを半分に抑える制震金物のイケヤ工業製ガルコン Q&A

半田市の方から、耐震改修についての相談メールがありました。
9月6日に、北海道で震度7の大きな地震(北海道胆振東部地震)があったばかりで、40人も亡くなり、地震に対し、不安に感じている方が増えていると思います。
制震金物のイケヤ工業製ガルコンを使った地震対策について質問を受けました。
KANO空感設計で、よく、制震金物のイケヤ工業製ガルコンを採用しています。ガルコンの構造
皆様にも役立つ情報だと思いますので、Q&Aの形で情報を掲載します。

Q1:既存住宅耐震リフォームの採用の可否
A1:ガルコンはもともと、地震対策改修工事用として、新築よりも多く採用され、実績も多いです。

Q2:期待できる効果 
A2:ガルコンは耐震金物ではなく、制震金物であり、地震の揺れを抑えます。
内蔵されている粘性体が地震エネルギーを吸収し、揺れを小さくします。
これが、単なる耐震補強との大きな違いです。
それにより、既存の筋交いや耐力面材に打ち付けてある釘等の地震時の引き抜きやダメージを抑えたり、内外装等の被害を軽減します。
バネもあり、復元力が高いので、元の位置に戻ろうとします。
ガルコン以外では、制震金物の中には、地震の揺れは抑えるけど、復元力に乏しい製品もあるかもしれず、傾いた状態のままとなってしまう可能性があります。
また、先日の台風のような強風対策にもなります。台風での揺れを抑えます。

Q3:他の耐震補強とのメリット/デメリット
A3:制震金物を使わない、他の耐震補強は、筋交いや耐力面材を追加したりして、単に家を硬くするだけです。
硬い家は、地震の揺れがダイレクトにより伝わり、倒壊せずとも大きく揺れます。
余震対策や次なる大地震への対策が、耐震補強だけでは不十分です。
大きな地震にあうと、既存の筋交いや耐力面材に打ち付けてある釘等の地震時の引き抜きやダメージにより、3割程度、耐震性が落ちると言われています。
なので、耐震補強をして、耐震診断の評点1.0にあげるだけでは、それらに耐えられません。
地震対策先進県の静岡県では、評点1.2以上にしないと、耐震改修補助金もでないそうです。
KANO空感設計では、新築でいえば、最高ランクの耐震等級3(建築基準法の1.5倍)及び、耐風等級2(建築基準法の1.2倍)の設計をいつもしています。
世の中の大半の家で行われている、単なる簡易な壁量計算(A32枚程度であり「構造計算」とは呼べない)ではなく、高度な許容応力度計算という「構造計算」を新築設計ではしています。

Q4:概算の費用 
A4:ガルコンを使うには、耐震補強をした上での設置が必要となるため、コストは、単なる耐震補強よりも、ずっとかかります。
ガルコンを設置しても評点はたいして上がりません。
耐震補強は筋交いや耐力面材を設置したりします。その直下には立ち上がり基礎が必要ですので、なければ大掛かりな工事になります。
間取りの制約や変更、外壁を増やして窓を小さく変える必要がある可能性がでてきます。
それにより、間取りや通風が悪くなる可能性があります。
基礎にひび割れ等あれば、基礎の補強等が必要です。
新築ではガルコンのみで、ざっくり坪単価8千円くらい(建物の1階のみに設置するので、1階が大きいと金額も高くなる傾向があります)ですが、改築の場合は、既存壁や天井の撤去や復旧等があり、それらの費用が大幅に必要になります。
改修の場合、壊してみないとわからないことも多くあり、現場での追加工事も多々発生しますので、概算を上まわることが起こります。
みながらの改修ができない場合は、仮住まいの費用も必要になります。
ガルコン設置には、既設の筋交いの向きの調査等も必要情報になるので、耐震診断図や既設家屋の竣工図面に記載がないと、それらの調査費用もかかります。
その他、立面図等や詳細の図面がないと、それらの調査費用もかかります。
耐震診断の方法が2012年に変わっており、新しい診断方法で診断したかどうかで、大きく結果が違います。
新しい基準では、評点がかなり下がります。
以前、岡崎市委託の耐震診断員をしていた経験上、再診断結果がみなそうでした。
耐震診断が、市役所の無料診断だとしたら、太陽光発電パネルや太陽熱給湯器が乗っていることは考慮されていないと思われます。 

 

 

北海道胆振東部地震による札幌市(震度5強)で大規模な液状化現象発生

最大震度7の北海道胆振東部地震は、震源地から遠く離れた、札幌市(震度5強)で大規模な液状化現象を発生させました。

北海道震度7 液状化被害、谷埋め立地に集中 毎日新聞ニュース2018年9月8日

元は、谷だったところを埋めて、平らにした住宅地ですが、液状化により、元の地形のように、でこぼこになってしまい、家が大きく傾いてしまいました。
KANO空感設計では、液状化の起こる可能性のある敷地では入念な地盤調査として、ボーリング調査も行い、採取した土質を使って、液状化試験を行っています。(世の中の大半の木造住宅では、簡易で精度の低いスウェーデン式調査しか行われていません)
その結果、液状化可能性ありと判定されれば、液状化対策できる、特殊なスーパージオ工法やコロンブス工法などの地盤改良を行っています。
最近、竣工した、「備える家/岡崎」は矢作川に近く、液状化の恐れありの判定だったので、スーパージオ工法を採用し、液状化保証付の地盤保証を付けました。
普通の地盤保証は、地震は免責なので、保証されません。

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