「備える家/岡崎」 ウッドデッキ・物干し・バリアフリー・楽で安全・回遊性・反射光による採光性
設計した、「備える家/岡崎」の現場監理へ。
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この家 「備える家/岡崎」のブログのカテゴリを見ると、設計や工事の各段階が分かります。
ウッドデッキの工事をしています。
このスペースを外縁(そとえん)と呼んでいます。
上部に、軒代わりのバルコニーがあり、外にある縁側のイメージです。
今回は、お施主様のご要望で、ウッドデッキ材等に人工木を採用しました。
設計中には、いつも採用する自然木とも比較検討しました。
人工木とは、樹脂に木片などの繊維を混合して造ったもので、自然木より、腐りにくい、メンテナンスが楽などの特徴があります。
各々、一長一短あります。
物干し金物がバルコニーの軒天から吊り下げられており、物干し竿を架け渡せば、外縁で洗濯物を干せます。
干しやすいよう、低めに設置しました。
建て替え前の家では、庭での物干しのために、掃出し窓の直下に、踏み段があり、上がり下がりしていました。
楽になり、安全になりました。
外縁に面する、居間1は畳敷きの和室であり、取り込んだ洗濯物を畳みやすいです。
バリアフリー住宅であり、万一のことを考え、周辺には落下防止のアルミ手摺を設置しました。
外縁の高さを室内と合わせて、室内外の段差をなくしました。そのために、シャッターサッシに、フラットアタッチメントというのを付けて、サッシ下枠の段差をなくしています。
段差がないのは、だれにとってもバリアフリーです。
だれにとってもバリアフリーな設計をすることをユニバーサルデザインといいます。
将来、車イスになったとしても、出入りしやすいです。
室1からも出入りできます。室1→外縁→居間1→室1と回遊できます。
デッキに反射した光が、部屋の奥まで届き、明るくなります。
次回に続く。
「「備える家/岡崎」 駐車場とスロープの配筋」