名古屋三大祭・天王祭(那古野神社)、若宮祭(若宮八幡社)、東照宮祭(東照宮)
前回ブログの続きです。
前回は、地方有数の祭り・四国三大祭、東北三大祭、関東三大祭、博多三大祭 他
<名古屋三大祭>
東照宮祭(とうしょうぐうまつり)(中区の東照宮) 名古屋城の南 4月16・17日
1618年、東照宮は初代尾張藩主の徳川義直(家康の九男)が家康を祀るため創建。
名古屋城は家康が、義直の居城として造った城です。
名古屋城三之丸の亀尾天王社(三の丸天王社=現在の那古野神社)に隣接していましたが、その後、現在地に遷座。
かつては、9輌の山車が揃いましたが、戦災焼失し、山車祭りとしては終わりました。
戦前は、名古屋祭と称していました。
現在は、舞楽奉納神事を行っています。
桑名町の先代湯取神子車が譲渡先の東区筒井町に伝えられており、筒井町天王祭と名古屋まつり山車揃に「湯取車」として参加しています。
筒井町出来町天王祭
全国に、家康を祀る東照宮があります。
岡崎には、瀧山寺(滝山寺)東照宮(岡崎市滝町)があり、うちの近所であり、一昨年、初詣に行きました。瀧山寺は、重要文化財の山門や鬼祭りで有名です。
鬼祭りについては、別ブログ
岡崎三大祭以外の岡崎の主な伝統的、希少価値の高い祭り・滝山寺鬼まつり、悠紀斎田お田植えまつり、矢作神社秋の大祭、デンデンガッサリ、夏山八幡宮 火祭り、千万町の神楽、御田扇祭 他
岡崎の伊賀八幡宮(岡崎市伊賀町)も東照宮のひとつであり、重要文化財です。うちの近所であり、参詣したことがあります。
さくら祭りの家康行列は、この神社から出陣式を行い、行列が始まります。隋神門前の池のハスの花も有名です。
日光東照宮(栃木県日光市)には、修学旅行と、東京転勤時代に行きました。
鳳来寺東照宮(には、行ったことがあります。
瀬戸市にある、徳川義直の廟所である、源敬廟と定光寺に今春、参詣しました。
源敬廟は儒教の影響で中国的な、かなり変わった建築です。一見の価値があります。
過去ブログ
瀬戸・桜の名所2 定光寺(尾張徳川家ゆかり・重要文化財)
瀬戸・桜の名所3 定光寺の源敬公廟(尾張徳川家初代義直の儒教中国風墓所・重要文化財)
若宮祭(わかみやまつり)(中区の若宮八幡社) 名古屋市美術館のある白川公園の東 6月15・16日
若宮八幡社は名古屋の総鎮守です。
当初は三の丸天王社とともに名古屋城内三の丸付近に鎮座していましたが、名古屋城築城に合わせて現在地に遷座したものです。
かつては、7輌の山車が揃いましたが、戦災焼失したり、譲渡し、「福禄寿車」の1輌のみとなっています。4体のからくり人形が乗ります。
古式ゆかしい時代行列が繰り広げられます。
かつては、若宮祭とは同日であった(現在は別の日)ことから天王祭りと合わせて祇園祭と総称されました。
天王祭(てんのうまつり)(中区の那古野神社(なごやじんじゃ) 名古屋城の南 7月15・16日
名古屋城築城の際には、城の鎮守、城下町の氏神
911年、亀尾天王社として創建。
清須越しで名古屋の町が成立する以前から鎮座しており、名古屋城築城の際に、名古屋城三之丸に遷座し、三之丸天王社と社名変更します。
明治維新で須佐之男神社に社名変更します。
その後、名古屋鎮台(旧日本軍の重要拠点)が城内に置かれたため、現在地に遷座し、現在の「那古野神社」となっています。
かつては、2輌の車楽(だんじり)が揃いましたが、明治25年以後は、山車に替わって大型の神輿が祭礼行列に加わります。
那古野神社から若宮八幡社まで神輿が往復するようになりました.
古来からの三大祭りは上記ですが、名古屋市最大の名古屋まつりは、比較的新しい祭りです。
信長・秀吉・家康の郷土三英傑行列を見ました。
次回に続く。地元の岡崎の祭りについて
岡崎三大祭・能見神明宮大祭(能見神明宮)、菅生祭り(菅生神社)岡崎花火大会、天満天神祭(岡崎天満宮)