名古屋・稲沢建築見学12 名古屋能楽堂・加藤清正像・彫刻の庭
前回のブログの続きです。
名古屋城正門前駐車場と名古屋能楽堂エリアを仕切る石垣の塀。周囲は池になっており、水堀のイメージです。
名古屋能楽堂は大江宏さんが設計し、1997年に竣工し、本年度は20周年です。
屋根が幾重にも重なる様が美しいです。名古屋城の景観に配慮した和のデザインです。
第5回愛知まちなみ建築賞を受賞しています。
吹抜の玄関広間。木組が美しいです。
休憩コーナーでは、能をかぶることができました。目の穴が小さいので、かなり視野が狭いです。
展示室は無料です。能の歴史や衣装など。能舞台の模型。名古屋城二の丸にはかつて、2つの能舞台がありました。
ちなみに岡崎城には能舞台があります。外なので、薪能ができます。
豊田市には豊田市駅前の豊田参合館内に能楽堂があります。
愛知県内にはこの3つです。
中庭のまわりをぐるりとまわれます。正面は渡り廊下。池の上を渡れます。
渡り廊下の北側の中庭。水庭の静謐な落ち着いた空間です。
能楽堂内を見学できる日があります。10:00~16:00
能楽堂ホームページのトップページのご案内をチェックしてください。
3月は14日(水)・19日(月)、4月は9日(月)・14日(土)・20日(金)・26日(木)・29日(日)です。
能楽堂バックステージツアーも不定期開催されています。
630席あり、地方自治体の能楽堂としては最大です。
3月9~11日に能楽堂で、名古屋おもてなし武将隊の絆2018~変革転章の戦~という活劇舞台が行われます。
能楽堂の南に、加藤清正像(名古屋出身、熊本藩主、秀吉家臣の大名、関ヶ原の戦いでは東軍、賤ヶ岳の七本槍)があります。
天守台(天守を支える石垣)を担当しました。
脇には、伊勢湾の篠島の矢穴石があります。石垣に使う石を割るために矢穴という穴をあけた状態のものです。
大量に必要となった石は、愛知県内だけでなく、遠くから運ばれました。
西に、名城公園彫刻の庭があります。
中央に池があり、磨かれた彫刻的な石が周囲を取り囲んでいます。
その外側には彫刻作品が点在しており、散策しながら、見ることができます。
地下鉄丸の内駅に向かう途中(国道19号 伏見通り沿い)に、東建コーポーレーションの本社ビルがあり、1階に刀剣コレクションルームがあります。
無料です。屋上にヘリポートのある超高層ビルで、世界的建築家の黒川紀章さん設計です。
水回りメーカーのナスラックはグループ会社です。ステンレス製品が得意なメーカーです。
ここには本社ショールームもあり、システムキッチンやユニットバス等の展示があります。
「星崎の宝箱の家/名古屋」を設計中に、鶴舞ショールームには行ったことがあります。
東建が建設中の名古屋市美術館近くの高級賃貸マンションには、名古屋刀剣ワールドが開館します。
ちなみに、名古屋城天守内にも、刀剣と甲冑や兜の展示がありました。