Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

「自?作自然の家/?岡崎」 床下冷房体験会を開催しました 

8月18日(土)、19日(日)に「自?作自然の家/?岡崎」で、床下冷房体験会を開催しました。

多くの方に参加いただき感謝申し上げます。
この家は、今春に竣工し、お施主様であり、自分でこの家を作った大工さんの中嶋さん一家がお住まいです。
中嶋さんは、自宅新築を機に、「光ヶ丘 中嶋建築」として、工務店を始めました。
そういうわけで、この家は、「光ヶ丘 中嶋建築」のモデルハウスでもあります。
中嶋さんの「床下冷房体験会」のブログ記事
お施主様のご好意で竣工時に、オープンハウス(完成見学会)を開催させていただくことはよくありますが、お住いになっている生活感のある状態をお見せできる絶好の機会でした。
土曜日は雨でしたが、日曜日は晴れて暑くなり、34度でした。
玄関を入った瞬間から、ひんやりします。
各階に床下冷暖房を行っています。

室内は、床、壁、天井とも25~26度程度であり、上下方向にも均一な温度です。
リビングと空間的につながっている、ロフトに上がりましたが、全然暑くなく、天井の杉材を触っても、熱くありません。
屋根は、新聞紙粉砕セルローズファイバー200mm断熱の上に、アストロフォイル遮熱シート4mmで遮熱し、その上に通気層を設けてあり、暑い熱が室内に入らないようにしています。
夏対策としては、高断熱だけではだめです。
高気密高断熱の家は、冬はいいけど、夏は暑くてたまらないと言われるのは、高断熱があだとなり、家の中に入った熱が断熱材に蓄熱され、夜になっても輻射熱を放出し続けるからです。
家の中に熱を入れない遮熱が重要です。
普通の家では、真夏に、ロフトに上がったら、暑くて熱中症になるかも。

日曜日の午後からは、床下冷暖房CCFスタイルを開発した、(株)駒匠 温熱環境研究所 の社長さんによる、セミナーを行っていただきました。
スライドを用いながら、住宅の温熱環境や床下冷暖房についてお聞きしました。

床下冷房を体験していただくことも重要ですが、KANO空感設計の家づくりの実例として、この家の設計で考えたこと、使っている建材などの特徴などをお客様に説明をしました。

↑中嶋さんが外壁のカットモデルを作ってくれたので、わかりやすく説明することができました。
白く見える内壁は内装モイス、白っぽい布みたいなものの中に入っているグレーは、新聞紙粉砕セルローズファイバー断熱材です。

↑設計のポイントを紙に書いて、要所に張ってくださったので、私が説明しなくとも、読んでいただければ、理解もできるようになっていました。
外壁の外側には、耐力面材のモイスTMが張ってあり、内外にモイスを張った、「ダブルモイス」の家です。

↑この中にエアコン室内機が入っています。
吸込ガラリ戸は脱着式で外せます。
フィルターについたほこりを掃除機で吸い取るメンテナンスのみですみます。
今春にも行いました(過去ブログ)が、今度の冬にも、床下暖房体験会を行う予定です。
また、告知しますので、ぜひ参加してください。