Blog / KANO空感設計 あすまい空感日記・・・明日の私(MY)の住まい

中国で活躍する日本人建築家 迫慶一郎さん

先週金曜日に、TV愛知のワールドビスネスサテライトで、中国で活躍する日本人建築家 迫 慶一郎(さこ けいいちろう)さんを特集していたので、見ました。

以前から、日本の大手組織設計事務所は、中国に現地との合弁会社を置くなどして、設計活動をしていました。
迫さんは、アトリエ事務所(建築家が主体となって運営する設計事務所)として、北京に拠点を置き、活躍している異色の建築家です。
SAKO建築設計工社のホームページ

中国はもとより、世界中から集まったスタッフは30人もいるとのこと。
10数件のビッグプロジェクトを同時進行で抱えているそうです。

中国では、巨大なビルやマンションや商業施設などを手掛け、とにかく目立つ斬新なデザインの建築を作り続けています。そういうデザインのニーズが高いのです。
迫作品デザインのページ
中国は、土地はすべて国家のものであり、人民には、借りる権利しかありません。
なので、大規模な再開発の建築物が、わずか数年で、次々に作られていくという建築ラッシュに沸いています。
日本ではありえないことです。
今の中国は、かつての日本の日本のバブル期と似ていて、当時、日本ではポストモダン建築と呼ばれる過激なデザインが流行り、欧米の外国人建築家がもてはやされました。
そういう外国人建築家と迫さんがオーバーラップして感じました。
迫さんの建築家としての魅力や設計力も当然ありますが、番組でも本人がおっしゃっていましたが、日本人であることを、中国は信頼できる人として、受け入れられているのではとのことです。
それは、日本製品の優秀さなど日本のブランド力の賜物です。

2011.08.28「建築家
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